日暮れどき 雲は青系グラデーション 漂うように熱帯夜の月
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オチのある話をなぞる君がいて関東梅雨明け令和六年れいろくの夏
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旅行中 ノートを片手に短歌を書きながらみてまわる夢をみた
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突入率73を 回単発 隣台 インパクト鳴り 1%を引く
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梅雨明けて正午の空に百日紅マゼンタピンクの夏がはじまる
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悲観することなど何もないんだよ 自分が自分と生きているから
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小魚は指から逃げてきみは空の亀裂の方に目を奪われる
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何か為す人の言葉や才器より只在る人の風柄敬す
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僕の生霊はおそらく海にいて漂着物を蹴るなどしてる
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吾ひとりスイカゲームはまだメロンご近所からのスイカは溜まり
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「食い逃げをされる側にもなってみろ!」怒りの店主秒でブッチす/続・食い逃げ⑥
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何度目かポリスの奢るカツ丼をペロリたいらげまだ懲りもせず/続・食い逃げ⑤
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居直って金払う気はナッシング赤いライトが今日回るよ/続・食い逃げ④
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まぁなかなか当たらないよと思いつつ 今日もポイントで懸賞ポチる
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俺が書いたんじゃないこの台本は さよならなんて台詞もあるし
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梅雨明けて途端に蝉の大合唱 これこれ夏はこうじゃなくっちゃ
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思い出を取り戻す様にまた想う 誰も得せぬ恋と知りつつ
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病院の採血未熟な技師もいる二回目チクリまたも失敗
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ガンセンター 待合室は静寂しじまなり梅雨明けの空遥かな水色
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ぬいぐるみ 暑いときだと撫でる気も起きないけれどペンギンならば
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「会いたいと言うのはやめん?お互いに」 「 分かった 重荷に なりたくないし」
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「また盆に」中折れ帽子に手をかざし 門の緑に消えゆく背中
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窓開けば蝉の音聞こえるようになり梅雨は去りしか小暑の末
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やってきた夏 やってきた熱 アツい ジットリ過ぎるドロドロの午後
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耳遠く聞こえぬ恐れがあるもので 父に送るよ暑中見舞いしょちゅうハガキを
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懐かしや夏休みやすみに浮かれ子供たち 頭悩ます日々の献立
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倍速で韓流ドラマ見るような時間軸の縮まりし夏
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ねこの寝顔 なんとも平和で愛らしい 寝落ち寸前も また良きもので
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この曲でしか得られない栄養を 再生回数一万は俺
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「落ち着け」と気軽に言うが それだけでできたら 何の苦労もねえよ
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