雲を呑むような心地を雲吞ワンタンと書いた詩心 漢字はポエム
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服さがす 予感はしてた 困難と 見た目重視の 断捨離のツケ
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神無月おかずスープを初に出すホカホカ湯気がご馳走な日に
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こうべ垂るススキに稲穂 猫じゃらし 孤を描くかく姿に秋を感じて
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友用に プレゼント買うその手には 題をつけれぬ自分の分も
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わたしにはわからないうたあのひとがよんでいるならそれだけでいい
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突然にゲリラ演奏始まるよ チケット売り切れ 秋虫ライブ
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昨日まで何処にいたのか秋の虫 リハーサル無し屋外(おくがい)ライブ
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インスタもフェイスブックも面倒でツィートつぶやき回帰ウタカタにぬま
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延暦寺 朝霧にならぶ 法衣の数 法華大会ほっけだいえの日 凜として僧あゆむ
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水道が水からお湯に変わるまで そんなとこにも秋を感じる
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肉醤油真っ白砂糖どっさりと入れて煮てたないもこ汁だべ
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あん時の燃える男がボンバイエ 一周年で響く闘魂
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風説や体験談を医師に問いノーベル賞のワクチンを打つ
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観たかった諸葛孔明現代ここにいる 向井理はバーテンもいい
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いにしえの中華から来たドラえもん期待しかないパリピ孔明
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雨鬱が無くなったかな年取っていいことだってたまさかじじい
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朝暗し騒ぐ鳥等になにごとと見上ぐ柿の木なだれ落つ雨
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こどもらは 成長するが ろうじんは 退行遡行 屈曲位でねむる
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夜の静寂しじま ふいに破るるサイレンよ 消防だろうか 大事だいじ無きよう
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おとうちゃんの定位置座布団 占領し やや得意気な顔をするねこ
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しんとして 秋の夜長はここからだ けれど2時から本も読めぬか
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菊半分 ちった花弁も うつくしい 田中みな実は 加賀まりこへの道
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「お祈り」のメール見るたび人事部の寺社での祈祷きとうを夢想し笑う
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あらがえず 消えてくように 堕ちていく 微かに聞ゆ 自分の寝息
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時間って もののへんかに よってしか 定義できない ものなのか? /非ユークリッド時間(w)
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たんたんと 眼の前のこと こなしてて 大切なモノ 見落とす通常
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しんしんと この身に濡らし 滴って 悲しみ全て わからなくなる
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偶然であるより悪意であってほしい、そのニーズから生まれた鬼です
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いつまでもいつまでもただ踊ったの今宵で夏も去り行くのだと
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