Utakata
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旅行中 ノートを片手に短歌を書きながらみてまわる夢をみた
6
シアワセです その時降りる希死念慮嘘吐いてまで噛む口が痛い
7
まだ見える 薄暗闇と快晴と、無邪気に弱いあなたは私
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ほら、未だ正しい春は知り得ない 間違えたまた消したつもりで
3
まぶしくて 面影もなく散ってった 私の脳から消滅していく
3
あこがれて 踏み締めていたはずの頃、しかしそれは春のようです
6
帰り道、暗さに畏れつ公園で慌てて切り取る 輝いた春
7
グッサリと刺して滲んだ赤色に わずかに甘さと苦さが香る
5
不完全 表現された行間に 実体のない存在になりたい
3
つらつらと話すようなあの人の断片的な言葉は嫌い
2
持ちあげて翳した水が眩くて細む瞼が和やかな人
3
生菓子を好きで食べていたいのに 何にも味も感じられない
2
つかれたね、つかれちゃったね、繰り返しているだけあっ醜いんだね
2
崩れかけている洗濯物の山 もたれて眠る西日が温い
10
いつからか心無くして淡々と過ぎ去りし日も来る日も同じ
6
傘を差し見上げる空の灰色を透かして瞳流るるは雨
5
我が身から溢れるほどに生きている燦としている今なら私
6
君がまだ平気と溢すアルコール 泥濘に堕ち 此処にはいない
5
虚しくも 正しい春を知り得ない 私も君を恨んじゃいない 使い捨ての一年がまた始まる
4