べろべろに酔った子猫は腕の中 我がマタタビの匂い強くて
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喜びを時給に上乗せしてみたら悪くはないさとエプロン締める
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ダブスタだ 君に「やれ」とは言えるけど 自分に「やれ」と言えないもんだ
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塞げども紅白菊図の絵柄選り季の筆おこす冬至を前に
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みづからを見つむる時としての文ことのはに季を拾ひて綴る
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雨空にうつすら紅のいろおほふ蕾ふゆ薔薇なにを語らむ
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5年ぶりあなたの寝息抱きながら眠れぬままに見上げる天井
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悲しいとことばにしてはいけなくて雨雨降るな降るなよ雨よ
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外つ國に國語と強ひられ覚へたる ことば用ひてこころをうつす 
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ゆきがふるゆめをみました隣には一人もいないシーツの上で
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肉料理 引き立て役の 粉ふきいも 見た目地味だが 味は美味なり
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真っ白な 無垢な心に 支えられ 下向く僕は 空を見上げた
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涙ぐむ 君の心を 抱き寄せて 僕は誓った 君を守ると
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囁きは夢となりしか墓無しの忘れられたが最期の薄荷
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馬鹿なのか 一つ覚えの言葉しか出てこず焦るあの日の夢が
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高揚を右の奥歯ですり潰すやまいが先かくすりが先か
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あったかい牛乳うまいこころから泉わくよう祈るキリスト
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ニワトリもたまにタマゴに還りたい どちらが先か どうでもいいね
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やっべええ!バスにはなんとか乗れたけどサポーター巻いてくるのを忘れた!
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やっべええ!あと十分でバスが来る!飛び起き歯みがき靴をはきGO
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La plus que lenteレントより遅く 歩きて幾つもの 背を見送りし   明日も斯くあれ
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あとちょっと… あともうちょっと… 寝ちゃいたい… でも寝ちゃいたい… 誘惑スゴイ…
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犬と居て初笑いする甥ふたり 犬はといえばただ眠るのみ
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裏切りの旗を掲げる旅立ちを二度とかえらぬ日々に捧げて
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飴いろの明かりをひとつふくらませ思ひをうつす川辺逍遥
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こゑふたつ宵のしじまにわたりゆき途切れつながり川風のなか
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心地よき歩調を越して吹く風のゆくへは誰も求めぬ今宵
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雪の中 埋もれそうだと払う手があなたならばと目を閉じ揺れる
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あまたある浮き世の無をば無とせずに面白がりて暗がりに酔う
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思い出を二束ばかし汚されてまたひとつひと嫌いになる日
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