にゃんころのモフ毛恋しい湯たんぽに毛布からめてにゃんころにゃんころ
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コンソメのポテチ食べたくなる夜中水を飲んでも腹の虫鳴く
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夏すがたとうめいにしていまもなほゆきふるうみに真向かひをらむ
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潮さゐの流れそむなり夕さりの路地の迷ひにわれもいつまで
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名前とかいらないんだよほっといて 捨てられている命はどこへ
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好きだってまだ言わないで待てるよね 雪なんて降らないからきっと
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あたたかいスノードームだ 空仰ぐきみと分けあうビニールの傘
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クリスマス磨きに磨いたGIANTカップルの間突き抜けて翔べ
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道端に キラキラひかる 1円に 僕は心で 感謝し拾う
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女子力の 高い夫に 支えられ 今日も私は 働きに出る
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変声期 好きなあの子は どんな目で 僕を見つめて くるのだろうか
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同居人 ときどきぷんぷん怒ってる トイレの中でため息をつく
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赤黄灯の隣り合わせに孤立する高速道路朝もやの街灯
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名も知らぬひとたちのe.p. 五曲めのアウトロがさみしく長い
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薔薇色の薔薇の樹の薔薇色の薔薇プレヴェール「五月の歌」より」 桃色の桃  百合色の、百合?
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白銀の まろみし月を 蔽ひける 蛋白たんぱく石の 薄片あまた
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‪配るチョコと自分用のチョコを持っていてきみには後者をあげる‬
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有休消化できないでいるくすぶった土曜日は家族サービス
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謎解きはディナーのあとで書き置きは部長代理が帰ったあとで
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灯台のまわるあかりをみています ファミリーマート駐車場にて
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「心当たりがあるんでしょ」 なかったら君をコメダに連れてきてない
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クリスマスキャロルが流れる頃には穴があいてる壁のくつした
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ドライアイ 瞳も愛も お疲れ中 癒し潤い 暖め直そう
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定年後 曜日感覚 鈍ってく サンデー毎日 平日はいつ
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ひび割れて 心今にも 砕けそう お願い誰か 水をください
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昼下がり 助手席の人 目をつむり 「無理はしない」と呟きねむる
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唐衣隠れ家出でて空梅雨のさびしき芝ふむ浜までの道
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うす絹が肌を撫でる冬の雨 首をすくめて長靴を履く
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長雨よ我とともにし泣き給へ 今は鎌輪奴かまわぬ涙ひとすぢ
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あなたのことを考えたら勃起して全身隈無くまなく血が巡る
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