勢いをつけて投げる砲丸が最長記録喜びの音
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遠く遠くという歌手の歌声沁みる初冬の翳り
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温泉は熱海に限るという彼にカルルス浸かれよ湯の華あるから
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四年ぶりにアマチュア無線の虫さわぎ引越し荷物を掻きまわしをり
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言い忘れホントに長く言い忘れ三年間も好きというのを
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さっと見るほうれん草の湯がき方調理学校厳しい先生
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晩秋の 庭に落つるは山茶花の 白き花びら 冬は来るにけり 
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霜月に夢かうつつ丑三つ時うしみつに蚊の羽音にて起こさるるとは
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今、朝か夕かもわからないのならうつつも夢になればいいのに
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今宵また 眠れる夜に 想うこと ごくごく普通 夢のまた夢
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ぶきっちょな形容しがたい君の愛手の平残る温かさから
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嘘吐いて息つくようになってからちょっとまともに見えるかしら
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花のごと 少女のままに笑む君に 幸せになれ さとき娘よ
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焦がれてる貴方に嘘に騙される信じ続けてまことになって
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(彦)に戻る 疑惑の人物 県民は 真実あかるみ あるか
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ホラー映画見て寝られなくなっている自分 なんだか愛おしいよな
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マスコミすら 信じられない この頃は 真実探る おのれを信じる
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この頃は テレビ新聞 見ること無く てのひらの上で 真実見出みいだ
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虫歯に なったことないと 君は言う 僕の虫歯を 伝染うつしたい君に
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騙されて また騙されてを 繰り返し 惑わされぬ日 いづれ来るのか
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水を替え線香つけて手をあわせ 答えを探しに来てはいるけど
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ゴールには到達しないと駄目だろう駅伝みたいに言うのはよして
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コンビニでビールを3本買って行く 月に2回の懺悔の参り
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楽しみのディズニーランドも雨振られ傘よりミッキー気にしたかった
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キーボード叩く君の手見ているとおっとりしている仕草嘘なの
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活き活きと子供らのあの声もせず田舎の校舎今は静かに
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来てすぐに林檎手渡し駆けてゆく白雪姫はおとぎの話し
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別れはいつも、さびしいかな、新たな出会いも、また楽しみのひとつ
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送別の宴いつまでつづく、そろそろ次の土地へ旅だとう
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また一つしのびかねては歌ひつつ歌ひつつをらむ秋の夜長よ
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