Utakata
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筆浦卓馬
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2024年7月29日に初めて短歌を詠みました。
君いわく憂いではない泪なら海へ帰るか僕に沁みるか
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ベランダに薫る火薬とダークラム残暑の宵は粋か無様か
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点付けて紛れる帰路の群れ他人の背中自分の隙間
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詰め込んで溢れてもなお蓋をして短歌に母の弁当を見る
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先走るお湯の沸く間の五七五心変わりに迷う七七
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ほろ酔いに五句のグラスは小さくて溢れる泡に消えていく泡
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まどろみの淵でむさぼる君の声心が頭を置き去りにして
8
マティーニのビターズのよう貴女との時間に溶けた少しの苦み
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「好きだよ」に「ありがとう」って言う君のハートの絵文字踊る雨粒
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迎え火の意味を教える母泣かすいつじいちゃんは帰って来るの?
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まだきっと「ずるい」「苦しい」たたまれて「好き」「愛しい」と同じ引き出し
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コンクリで埋まるかつての川の跡少年蹴り出す舟車輪付き
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大丈夫でも少しだけ痛むから君との日々は網棚の上
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目も耳も君を追う癖直らずに胸に尋ねる雲の行き先
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シャワーでも酒でも洗い流せない冷めた衝動溜まる空っぽ
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気まずさに言葉掛け合うことできず姑息な僕らいいね押し合う
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寂しいの代わりに言った大好きに気付けず君の隣恋しい
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分かってるいつかは過去と呼ぶ想い託す短冊君はさらさら
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帰り際結ぶ本音の端っこが今頃君を締め付けてたら
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幻滅も軽蔑もしない あなたとは絶望だけを分かつと決めた
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君無しで歩く家路に浮かぶ月 満ちてるようで少し欠けてる
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あと
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分寝ていたい朝みたいだと 改札前君が袖をつかむ
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無防備な
T
シャツと無邪気な笑顔に ペットボトルと僕汗をかく
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報告書 議事録 グラフ 未読メール 君の声だけ薄ピンク色
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