窓の外 流るる甘い香 秋感ず 今年はまだ見ぬ 小さな花よ
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もうよそにいっちゃだめだよ 檻の内、木馬を一頭閉じ込めし君
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ホケミ、卵 賞味期限が間近にて 有りものパウンドケーキとなりぬ
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「生きている」思わずそうつぶやいた風の強い日を選んで進め
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曲がり角 漂う香りの 金木犀 やっと会えたね 短歌以外で
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読書の秋 義母ははの貸してくれた漫画本 積んでお菓子をさあ焼こうかな>あれ(笑)?
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1行日記 それって短歌うたでも良いんじゃない? 脳を元気に保てるとのこと
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言葉たち 引きこもってたらただの夢 舞台に出して詠める幸せ
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のんびりと しすぎる私を 置き去りに 地軸傾く 秋晴れの街
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行きたいな 行こうかな 密になるからやめよかな 悩む介護士
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再会を約せぬままに じゃあまたね 小島ふたつ浮かぶ海 煌めく
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休日に 「なぁんにもしない」と決めたのに ホコリ気になり大掃除開始
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無作為に 手を取り 外に連れ出して 話がしたい 私の作為
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散りそむる落ち葉は風に音立てて独居ひとりゐ寒き夜半の灯火
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冗談も本気も君の言葉なら キチンと分けて 凶器と道具
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献血🩸は☔️降り空いてて、らんらんラン🏃‍♂️
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金木犀北から順に詠まれてく 桜前線逆走しながら
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冷食をボタン一つで温める僕の心もそうならいいのに
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我は我 子は子なりの想い溢れ 実家の跡地で沈黙の刻
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墓参り 無沙汰詫びつつ掃除する ご先祖かもね 糸蜻蛉群れ飛び
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選ぶこと捨て残すことまだできず 青黄赤青、信号変わる
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買い出しで歩くついでと1年で 1000ポントに掛ける手間ひま
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🀒🀓🀗🀗 🀐🀑🀒 🀅🀅🀅 🀜河のいろもみどりを除きすぎていて自摸ツモにすべてを賭けるしかない
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ねこたちは 日向ぼっこで目を細め 今にも寝そう ゆっくりお眠り
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とっときのクッキー缶をあける朝 誕プレのついでにポチったマイ缶
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庭のおも照り惑はせる月影にいづれを菊と分きて折らまし
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夕焼けが 鉄棒の長き影 写しをり 足かけて回る 子らの影もずっと
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ワクチンの予防接種は七回目いつまで続く不安の日々は
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秋彼岸奥津城おくつき詣でに閼伽あか汲めば曼珠沙華咲く赤花白花
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茸とり山に迷いて命取り 雲取り山に雨降り続く
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