白銀の まろみし月を 蔽ひける 蛋白たんぱく石の 薄片あまた
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‪配るチョコと自分用のチョコを持っていてきみには後者をあげる‬
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有休消化できないでいるくすぶった土曜日は家族サービス
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謎解きはディナーのあとで書き置きは部長代理が帰ったあとで
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灯台のまわるあかりをみています ファミリーマート駐車場にて
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「心当たりがあるんでしょ」 なかったら君をコメダに連れてきてない
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クリスマスキャロルが流れる頃には穴があいてる壁のくつした
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ドライアイ 瞳も愛も お疲れ中 癒し潤い 暖め直そう
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定年後 曜日感覚 鈍ってく サンデー毎日 平日はいつ
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ひび割れて 心今にも 砕けそう お願い誰か 水をください
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昼下がり 助手席の人 目をつむり 「無理はしない」と呟きねむる
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唐衣隠れ家出でて空梅雨のさびしき芝ふむ浜までの道
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うす絹が肌を撫でる冬の雨 首をすくめて長靴を履く
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長雨よ我とともにし泣き給へ 今は鎌輪奴かまわぬ涙ひとすぢ
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あなたのことを考えたら勃起して全身隈無くまなく血が巡る
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何度でも好きと言わせて眠りたい 私の耳に声の住むまで
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頭上あたまうえ仰げば寒い白椿首を縮めてふるえておりて
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あれ 喉が痛い…? … … …気のせいにする 気のせい 気のせい 気のせいだ 頼む…
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まだ慣れぬこころ七五に織る技術こころ ならべつ削りつ入れ替えつしつ
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かたぶきし Oude Kerk旧教会の晩鐘は 世を儚みし 嘆きにも似て
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道で見る尾っぽを切られた三毛猫の切ないまでににゃあにゃあと鳴く
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霧深み 揺れる街灯 月笑う みちのポストに 手紙出す者
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八歳の恋情はまだ燃えていてタイムマシンをあきらめきれず
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もう師走 そんな噂が流れてる まことしやかに 流れているね
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指差して ヒソヒソ話 大笑い こんな笑いは 僕はいらない
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逢えない日 受話器にそっと 口づけを 昭和の恋の あるワンシーン
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わがままも かわいく見える あなたなら 恋は盲目 よく言ったもの
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目をみはる星をゆびさしあおぐ空 幾光年の君のまなざし
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古書店のパラフィン越しに読む題字 日没そとは冬曇りの月
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Centauri αあるふぁβべーたに導かれ 捧げられたる 南の十字
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