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働いて無口になった
姉
(
あね
)
さまがとんぼの写真をみせてくれた日
12
夏なんて他人事の部屋を揺さぶった夜空の花が開く轟音
8
歪なる「光」は「宙」を舞うらしいそんな名前で僕を呼ぶなよ
5
異動の日 ひとり切なく 覚えてる 去年の今日の 燃える夕焼け
16
今日の
業
(
わざ
)
為
(
な
)
し
終
(
お
)
え
庵
(
いお
)
の戸に立てば 鍵穴
昏
(
くら
)
し
微
(
かす
)
かなる秋
20
ストリートピアノ奏でたビートルズ 異国の人の細き指先
10
夕焼けに誘われ庭の水やりを している我にささやかな風
14
プリントや家の外にも見当たらぬ何処去ったか涼しき午前
7
街染める茜空も夏模様 日傘斜めに家までの道
22
蟹腹に一度はなってみたいぞよ それには競歩がよいのかしらん
5
楽しいと 思える今日に 「ありがとう」 嫌なことも沢山あるけど
15
猛暑日に着物着込んで辛かろう祇園芸妓の八朔回り/ニュース観て
9
あなたからこぼれた小さな海 それは私の海と同じかわいさ
7
一面の丘の傾りのそば畑ま白き花に蝉しぐれ降る
26
市原臨海プールは五十余年の古き枡 独り泳ぎに蝉鳴く太陽
5
ルンバ君 花瓶倒して 水こぼし ブラーバ広げる 共同作業
6
ビギナーズラックが終わるこの辺で氷マシマシアイスコーヒー
11
独泳後たのしみ『一蘭』ラーメンよ 独りを確保し独りで味わう
8
ずる休み灼光の下独泳す これがおいらのストイシズムよ
4
ずる休み取ってやったぜ金曜日 女房もいない やっほい自由だ!
11
今
畢
(
おわ
)
る生涯想う幾様の生の儚き蝟集のなかで
7
期待こめ締めた夏帯吐き気さす この太陽の下耐えられるか
7
気まずさに言葉掛け合うことできず姑息な僕らいいね押し合う
5
蜂の子と蝗は食べたことあれど 実は苦手で昆虫食は(やっぱりあの
肢
(
あし
)
と腹はちょっと)
4
そよそよと 晩夏のような 風が吹き 自然も人を 試すよな朝
24
別れ道零れありぬは掠れ声 この先行けば二度は交じらん
7
友人の誰も彼もが手伝いを買って出てくれる豊かな病床
11
地より
出
(
いで
)
衣
(
ころも
)
を脱ぎて 成虫に 白き妖精 朝には飛ぶか?
17
雑草が喜び育つ。無理するな熱中症が…言うが盆くる
8
秋っぽい冷たい夜気に布団引き、んなわけねぇべ、いやそうなのか?
10
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