僕たちのトロイメライの正体が 青い夏風邪に暈されている
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夕暮れの秋空高く澄み渡り 去り往く碧が心を拐う
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雨の名残りにじめる空のさざ波によどむ空気を鴉声あせい引き裂く
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アスファルト 濡れた匂いが 好きと言う  傘さす貴方 思い返して
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ラ・フランス食べ頃だと言う家族には 病の我もようなしらしく
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「ミギ 、ひだり」の号令違うスタッフにキョトンの笑い小春のリハジム
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眠れずに過ごす夜長で冷えきった 鼓膜揺さぶる寺の暁鐘ぎょうしょう
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霜月の 凍てつく夜に満月が 青白あおき光が 夜の静寂に 
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ことごとく「利口な電話」に依存せし人類の果てはスマホ脳なり
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たわわ成、柿の実紅き、孫の頬 寒き外より帰り来たりし。
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タヌ猫の「ぷすぷす」寝息が聞こえてる 暗くて姿は見えぬが 和み
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散りばめた星くずなどとは言い難い君が散らしたビーズ拾えば
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秋の夜の、長き時間に、故郷を 想う心は、たわわに実る柿。
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いやいやをする子を連れた父親とすれ違う時励ます心
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また一つ涙を流し露となる心と体泡沫の夢
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懐かしの薬に眠剤変わったが 連日3時に目が覚めるなり
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親からのやっと届いた小包も開けてみたなら秋の折り詰め
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秋風に街路樹の葉の揺れる街もうすぐ着くよあのお店には
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晩秋は雨が降ったりやんだりのように誰かは誰かが好きで
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恐れるは死よりやまい病。より苦しめる生きる現実
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人生を百年として折り返し息絶え絶えにゴールまで這う
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いつもとは違う道筋散歩して買わなきゃいけない物を忘れる
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予約して 発送したと 発売日 通知は来ても 来るの月曜
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幽明をことにせずいる夢うつつ それらは許すことやあらむ
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ルミナリエもどきのイルミネーションイルミみてきたよ 街はすっかりクリスマスいろ
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気が付くと今年も残りは一月半今年は障子の張替えしようか
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片付けが苦手すぎる君それみて片付けすぎるわれなり
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地方紙によると暑さで紅葉が例年よりも遅れるらしい
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楽しい日過ごしたいけど受験日が頭に浮かぶ冬間近にて
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木の香り 雨が降る日は 更に良し 悲しい事も 全てを浄化
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