親と子が 孫とひ孫の顔になり ひいじいちゃんの思い出話
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23:47じゅういちじよんじゅうななふん すりおろしトマトジュースで休日とする
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「大丈夫、大丈夫」だと笑ってたあの人の目が揺れていたこと
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苦しいを訴えることしないので平気なことに日々なっている
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平凡な一日でした日めくりがめくられるよう散るチューリップ
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もゆる色 鬼灯(ほおずき)に母閉じ込めて 「お帰りなさい」 両手で包む
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焼き鳥の皮は モニョより カリカリが 吾の好みなり 朋友とももまた然り
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オオタニも2ラン打ちて お帰りベッツ祝砲あげる
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チビ猫も じょうぜつ饒舌になる ときもある おとうちゃんが おといれいったとき(とか)
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「おなかすいた」「かまってちょうだい」「ふあんなの」ちま猫ちゃんの「ニャーン」はどれかな
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スクワット 膝を痛めて やめちゃって 運動不足に拍車がかかり
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カレンダー息子の帰宅☆(星)印近づくごとに嬉しさ募る
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百均のらぎつ灯るともミニライト今年もくかと確かめてみる /お盆準備
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オオタニの倒れた次の打席にてお帰りベッツ先制2ラン
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先つ世のえにしもかくやあさ露を宿しも果てぬ夕顔の花
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残り火に薪をくべる度想う人花火に見えた幻想の夏
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爺ちゃんの最後の言葉「新世界でソース二度漬けしたかったんや」
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お盆には孫が来るのを楽しみにしてた爺ちゃん今年は来る側
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ふと君が僕に預けた落とし物故意でないとも言えないけれど
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「かわいい」は正義じゃなくて暴力だ逆らえなさが格段に上
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蜃気楼僕と君とをそう呼んだ青写真には不揃いな僕
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ちちははの往くさき定む一身田 そよと風ふき(うちここがええ)
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鶏レバがもっちゃりしている店は良し もっさりしている店は残念(焼き鳥屋ジャッジ)
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掬えない感情だった 大切なものを残らず捨ててきたから
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けふ今日こそは恩師に文を出さむとて 過ぎた時候の挨拶破り
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目が醒めて東雲しののめの空茜雲『どうか無事にと』再会願う
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穀物の虜になりて人類は「保存」を覚え「財」を意識す
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孫可愛い されど我が子はその倍と 亡母の言の葉 甦る朝
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朝五時に空は遥かなうろこ雲秋立つ風に杖の音溶ける
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始まりは突然届いた便箋に綴った僕らの青春の日々
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