吉野山 昔はのどかに歩けたね 今年はどうかな 開花予想とスケジュール
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休日に 何もしないでいられない いつのまにやら仕事人間
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知らない街の歩道橋 知らない生活の証拠が捨ててあった
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教科書を開けば遠く春の香 昨日は未来より遠くある
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星だけが僕の素顔をしっていて缶コーヒーに沈んだ夜空(過去作)
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自らの 姿がはっきり 見つかって 言い逃れせず 立ち尽くすのみ
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期待せず 思うがままに 行動し いつか命が 切れておしまい
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不可思議な 現象だよは 思うけど 何が何だか わからぬ事よ
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この世では 一寸先が 闇ならば 明日は転げて 路頭に迷う
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駆け引きが 上手な彼女 相手する 危険といつも 隣り合わせで
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脳内で流れ出してたbgmがどこかの大地で旅をしている
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傾けたペットボトルの底の先 蒸気船など見えるはずなく
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こんな人ならばやめとけ言う記事に 悪い人などいなかったのよ
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物憂げなまつ毛の先にのせる息 押して返してこの夜を漕ぐ
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なくなったときに泣かずに済むように名前はないの恋に似たもの
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ピコン ともバイブも鳴らないケータイを 洗濯物の山に投げ込む
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『人』の字は支え合いだ というひとは 「上側にいる」 自覚すらなく
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両耳が桜前線より早く 紅く染まってしまう 三月
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先月の僕のGoogleフォトの中 君の眼鏡がおさまっている
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今日があり 明日が訪れ陽が回る 過ぎた昨日を影に携え
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イルカショー 楽しかったと笑う人 青い水槽 わざと触れた手
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さみしいか 心細いか 君の手は いつもどこかを掴んでいるから
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きらきらと零れた光のように咲く桜に脳内でシャッター押す
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眠る前 枕に落ちてきた歌は起きる頃には溶けてなくなる
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雪どけの木漏れ日浴びてアスファルト君と明日は歩きたい路
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ポエム詠むような気持ちにさせられる 恋はやはり盲目病もうもくやまい
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去ってゆく ひとりの冬を見送って 出会うこの春もう離さぬと
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雨降りの、春は冷めつつ、荷物持ち。買い物袋、麺類一つ。
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にわか雨、濡るるあなたの荷物持ち。今晩春雨、単純メニュー。
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あれが駄目 これが駄目でも それがある 諦めるなよ 道は見つかる
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