これまでを生きた人生振り返りつぼみひとつも開かなかった
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白い息吐いて貴方と歩く夜こぼれる赤い椿と想い
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たくさんのお疲れさまを運んでく電車のライトひかる踏切
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どうしても爪の先から香る冬部屋でぬくぬくミカン剥いてる
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夜明けから川を渡って進みゆくオールに縋る白い手の豆
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稀に見る 少ない雪に 今年初 ちゃんと雪かき ママさんダンプ
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大切な あなたを虐める世界が憎い どうしてやろうか泣いてやろうか
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日常は苦しくなくて怖くなる 頭から落ちる夢を見た日に
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叱りたくなる時自分に言い聞かす「子ども叱るな 来た道だから」
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玄関でランドセルの君見送って 今日の寒さを肌で感じる
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遠慮なく至近距離から投げてくる 君のボールが捕れなくなって
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息も浅いような刻の隙間には還りたくなる水の中へと
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根菜を朝から仕込み仕上げたる夕餉のおでん何かが足りぬ
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土壇場どたんばことわりきれずけた 鈍足どんそくなのにあかのアンカー
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傷ついた心の流す血液が黒く固まり詩となるのです
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降りしきる言葉のうちに立ちすくみ祈りと呪ひを取り違へし
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傷つけてそっとひとりの反省会 おやすみなさいが少しつめたい
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暇な時亡き友の顔思い出し涙を溢し耐え忍ぶ冬
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葬儀にて友を見送り残された自分に何ができるというか
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ありがとうそのひと言ももらえずに 今日という日が静かに終わる
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「呪いたい人がいるんだ」 口をネに変えた 世界よ幸せであれ
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サラダのね劇をね今度やるけどねいい役なんだむらさきキャベツ
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ソリッドな気持ちを保ったまま歩いてどこに行くかもわからないけど
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本当は二人分とか作りたい吾は独り身惣菜を買う/毎日ではない
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久々にコーヒーゼリー作りしも練乳切らしうまさ半減
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正月に買ったことさえ忘れられ 遊んで貰えぬ玩具がポツン
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リハビリの窓に眺める茜雲音も無くゆく日を追いかけて
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なあんにも できない日だっていいじゃない ほうれん草をさらしてTVer
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私にはあなたがいるから 全世界敵だらけでも 多少は耐える
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たたまれたタオル 経年劣化ゆえ ガサガサしてて 戦友だった
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