依然とし深い憂慮の報告と旧ジャニみたい妻が怒って
3
屍になりし十年蹴飛ばして ちゃんみな歌うそれでいいのと
5
短歌ならいいねもリプもいらないの 三十一字歌いたいだけ
8
白昼に片割れ月は抱き合って そして二人は泡沫へ還る
7
泡沫に飛沫は跳ねて夢魚。鱗、白昼煌めき消えゆ
6
山荷の葉 露濡れた日の幽きも隣にいたこと薫りにて覚る
5
去る春は 落ちた花弁ひとつにも君想う声 撫でて愛しみ
9
星に咲く花の薄紅よ 世に万葉の色 咲けども君求め出づ
6
夜風が波打ち際で洗った水面掴んで淡く月の色
4
ぬばたまの明け夜に降りつ忘れ霜 ツツジ艶やか浮いて飾り色
6
眼を刺した夜去明けのあの緑 世を青に変える恒星の色
5
ひらめいてかさねの色目 春日傘 吹いて風、君流れ髪みだれ
5
僕達がすれ違う袖に忍ばせた 三十一通 みそひととおりの路地裏の歌
8
チュウレンジハバチと春の大戦おおいくさ 初夏に白旗すまんミニバラ
7
大爆死 確率おかしい もしかして 私のガチャだけバグだったりして
6
質問をしただけなのに涙顔 管理職とはそういうものか
9
もう夏は始まっていて ぱいなっぷるの香り 子どもたちの午後
9
翌週の提出期限が拠り所 燃るときは今だと心踊る/自分にとっての分岐点
3
架線柱 あなたをはじめて笑わせた ぼくはなんて言ったろか
4
小机に幼き姉弟きょうだいくっついて お絵かきをする雨降りの午後
21
アンパンマン心の栄養ありがとう 娘はそろそろ君を卒業
22
最強の盾の最小失点は決勝笑みにドラフラ笑みに
2
好きな色 知らない言葉を教えてくれる貴方の中の夕焼けの色
8
ちょっとだけカラオケしたいと母が言ひ 母のデンモクのガイドになれり
9
天空に積乱雲が見えたから「竜の巣だ…。」とそっとつぶやいた
14
気分良く 過ごすためには 先ず笑い 今日も明日も 身軽に過ごす
13
おはようもおやすみなさいもLINEする 恋人ではない関係もある
12
生成AIの禁煙ポスターを描かざるはたばこ会社への忖度なるべし
2
三つ目はご縁あってのめぐり逢い その日が来るようお祈りしてます(かるだもん様)
11
荒川をゆっくり渡るはやぶさ新幹線とそれよりゆっくり雲は流れる
9