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脱衣所で 服脱ぐ息子 待っている 寒いからって 着せすぎだろう
3
あとはただ落ちてゆくだけ花を吐くように響いた夜の終わりに
3
居酒屋の話題にことかく暇のなし 病気・病院・惚け・薬・墓
10
「異国か」と見まごうばかりの物価高
外面
(
そとづら
)
優し「円」の
内面
(
うちづら
)
9
吸って吐くぼくらが生きる過程ごと調和していくアンサンブル
4
届かない祈り それでも縋るように毎朝響く社訓の唱和
4
この先の道をどちらに向けるのかそれを知るのはただ我一人
8
鶴の命 絶える前に 食い止めた カリギュラ効果 「鶴の恩返し」/覗かれたお蔭で機織りを止められた鶴
16
チビ猫や お疲れ様の病院よ きょうは おとうちゃんと ちょっ
早
(
ぱや
)
で行った(おとうちゃんはじてんしゃ)
15
腹すかせ 夕暮れ時の 帰り道 晩飯何か あれこれ考え
8
しばらくはいいかと しまった腹巻きを 再び装着 シルクの腹巻き
17
宝永の
時代
(
とき
)
から伝わる? 五目そば これからも 飽くことなきかな
4
犬覗き パット笑顔の 蕗の薹 さっそく天ぷら 犬にはやらず
8
電球が 切れる時には 最高の 明るさ放ち 闇に抗う
8
目立つこと それだけの者 鉈襲い 春先に下る 天の誅撃
5
結局 何も買わずに 立ち去った 吠える仔犬に 惹かれてもまた
7
多頭飼い できぬ魚が 纏うのは 高貴な姿 独り構わぬ
5
休日 買い出しついで 立ち寄るは ホームセンターの 暇そうなベラ
5
うたかたの ゆびをタップし 綴る文字 声には成らぬ
詩
(
うた
)
を浮かべる
6
最新の展示場が 楽しみだ 水族館に集う人混み
6
縫い終わり ほどけないよう返し縫い 君のことまだ信じきれない
13
悠然と 大空を飛ぶ 鳥の群れ 春を迎えに 山の向こうへ
24
絶叫 マシーンが駄目 だと述べた 君の目の先
映
(
うつ
)
るは魚影
5
父の死や子どもの受験恋バナを大皿に盛り摘まんでは食ひ
10
送別会
化学反応
(
ケミストリー
)
を期待する初めての店友のおすすめ
5
水槽の 中を漂う イワシ群れ 合わない視線 紛れ込ませる
7
人の世は学ぶこと多し卒寿過ぎ 電脳に
躓
(
つま
)
ずき孫の手借りる
14
きれいな
短歌
(
うた
)
浮かばぬかなと思ふのに どぶろっくの歌ネタ 頭を離れぬ(苦笑)
15
またしばし 寒の戻りか ヒヤリとす エアコン設定1℃微調整
15
朝起きて 寝室入り口 ふと見ると ねこが だまって ちんまり座る
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