汗かくと塩分欲すというけれどいつでも欲すは甘いものだよ
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いつもより早めに出かけた散歩でも意味はなかった九時でも灼熱
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さっきから「いいね」をつけようか迷ってるそんな歌が一つあるんだ/つけました
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手が触れるだけで夕日に染まる頬 砂糖みたいに甘すぎる恋
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髪の毛の話で 母と盛り上がる「(お姉ちゃん)生まれた時は モンチッチ🐵だったわー」>フサフサだったらしい
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いにしえの記憶だろうか幼子は水と砂にて永遠遊ぶ
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日曜日子供を追って汗だくの背中で走るどこぞやのパパ
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日常で感じる甘くささやかな幸せがただ続いてほしい🎋
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ラブホでも出口調査をすればいいもちろん「どこに入れましたか?」と
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白菊と 桔梗ききょうを持ちて 墓参り 塔婆カタカタ そこに居るかい? 
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ちま猫は おとーとだから あまえんぼ かまってほちい おかあちゃん、みてみて
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チビ猫が いい夢を見ているらしい ごきげんクルクル ぽんぽんまるだち
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安売りのりんご うっかり買いそびれ 今日と明日は たらみのゼリー買い置き
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分け隔て無いかのようにしむけてもひとつにならず花散る後は
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他愛なきあの夏の日は心のうちに笑顔になりて
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故郷ふるさとが話題のニュース流れると幾つになるもやはり気になり
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我が身より 遙か小さき カメムシに 翻弄されて やがては苦笑
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付け爪が外出先で落ちた時かわいさゲージ瀕死で嗤う
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あのひとやそのひとみんな神さまでわたしひとりが人間のまま
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津々しんしんと流る荒海あらうみ 波の音 わたしの心も泣き出しそうだ
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江ノ島で 沈む夕陽 僕は君に ドラマのように 頬にキスをした
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さざ波の池に飛び交うとんぼかなおかげで暑さ2度程忘れる /暑中御見舞い申し上げます
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まどろみを 崩す暑さは 梅雨の中 盛夏の猛威 骨身震わす
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公園の 広場にポツンと 寂しげに 残された君は まるいやつなり
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牛丼の卵を序盤に割る君は サル目ヒト科 違うニンゲン
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真夜中に『キン肉マン』を起きて観て今朝の血圧10029ひゃくにじゅうきゅう
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冷房が効いてて選んだジーンズを慌てて麻に 外は過酷だ
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ねえあのね最近増えたの思い出し笑いそののち幸を願うの
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不揃いの果物くだものたちが熟してく亜熱帯めく夏の教室
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手のひらの線で運命決められてたまるもんかとこぶしを握る
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