謳歌したか命の合唱 蝉黙る夏沈黙に囁く冷風
4
ひとことが 息とまじって 言えぬまま 降りつづく雨 わたしを映して
9
処方箋 受け取りながら 思うこと すこし冷たい 紙の薄さよ
11
「どうしよう」と呟く君に「どうしようね」と微笑んでただ困りたい
7
キッチンは汚れるからと雲の峰西瓜破れば土に染み入る
11
お会計の番号札が 299(にーきゅうきゅう)(肉球🐾) ねこ母 今日はラッキーデーかな😸(婦人科、診察早かった〜)
15
もわっと風(かぜ) まとわりつかないものだから 案外快適 デニムスカート(ロング)>湿度高い
17
石焼きか岩盤浴かと紛うほど 道行くわれは身もとろけたり
24
暑い日に リモート会義 打ち合わせ アイスコーヒー 頻度が増える
21
限りなく猫の毛抜けるもしかしておまえの体全部毛かよと
18
真夏日の走りの水無月は過ぎし 鳳仙花(ホウセンカ)咲く 夏はこれから
20
抹茶など入ってないが水出しで真夏日となればそれなりに良し
17
カマキリの 網戸の前で 鎌を 研ぐ 吾れ出陣の 阻止をせんとや
9
見たことのない鮮やかな色になる 腐る手前の多肉植物
10
ヴィエトナムで カリフォルニアで チェンマイで 日本目指したコメの栽培
7
植物も 大変だもの 虫たちに 食われボロボロ 毅然としてる
6
目がかすむ これはやばいと 足掻いても 神のみ旨に 抗いきれず
3
夏の夜ライン電話で集まれり各地に住まふ三姉妹いて
19
君に似たアルゴリズムに恋をして今日もそそくさ部屋へと急ぐ
5
短歌とは『自己紹介』に他ならず等身大のわたしを晒す
24
安政(安静)の眠り妨ぐ黒船の今壁築く(気付く)アメリカファースト
11
老友と久方ぶりにすれ違い声を掛け合い安否確認
13
事なせず寝つけられない部屋を出て ヒトの形になでる夏風
8
エンドレス耳に流るる昭和歌今日のブームは長崎の女(ひと)
12
我もまた悲しきasian boyなり吉井和哉の鼻血うつくし
6
納品し資源ゴミ積みまた納品軍手の汗は乾く間もなし
12
鉢植えのブルーベリーの紫が濃くなりて孫(こ)ら鳥の如食む
24
趣味ですと御朱印言うたそれきりで神社の写メであふれさすおとん
11
汗吹くも心折れずにデビューなりお下がり日傘この夏頼む
20
通学路 性教育が落ちている こっそり足でめくるエロ本
9