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すぐ傍に 在れども見えぬ朔の月 光源なき妙 密やかなまま
4
本当にあなたがいたら期待せず歩道に座り雲を見上げる
8
暗闇がぜんぶ飲みこむ気がしてた振り返るんだ今もこわくて
17
闇Yummy 帰り道には月もなくため息だけが白く浮かんだ
10
面影はあの子の勇姿浮かび来て死者と生者を分ける不思議を
13
腰と腹低温カイロを貼っている誰にも見られぬ下着に貼ってる
7
もうあまり時間がないねそうだよね川面見つめる天使と妖精
12
呼んだけどこないまま千年がたちとつぜん甘えて膝にのる犬
8
ステテコをエアリズムに替えようか まだ早いかなも少し待とか
12
鍵型に指を掲げて花びらを愛でる少女の姿麗し
12
容れられぬ生もまた良し容れられぬ生を静かに生きおるきみに
11
人生の不参加組と肩揃えぼくときみとが歩き出す夢
10
六年の 努力が実り 桜咲く 吾子の健闘 吾の奮闘
26
天使無き翼無き身で忍苦するきみは無事にて過ごしてますか
15
春の日の陽光浴びて歩廊ゆくあたかも大事あるが如くに
15
ぶん殴る月が綺麗でぶん殴る幸せだけれどうんぶん殴る
4
午前診終えて帰らん 鶯の
初音
(
はつね
)
渡れる
杜
(
もり
)
を抜けて
25
学舎
(
まなびや
)
を最後となれる女学生 和服に袴で華やぎの笑み
12
雪解けて道幅広くなった帰路春を思えど不馴れな景色
22
このくらいの寒さがちょうどいい 坊主頭は気温センサー
15
遠かりし 近き隣人 今遠く それにつけても 早期復興
4
早蕨
(
さわらび
)
の摘む時期学べと父の言ふ桜のさかりがもっとも良しと
15
春が来て 人は移ろい 空き地のみ それにつけても 早期復興
4
通夜の帰路 故人を悼むかの如く 青白く優しく照らす月
24
怪獣をパパに任せて暗闇でポテチ貪りママは落ち着く
14
通話越しの 寝息に、わがままな僕は 寝て欲しくなくて 「おやすみ」と言う
7
満月や煙草吸う間に少しづつ 角度あげたり1センチ1センチ
14
喜びの森がゆっくり増える日に累乗している互いの砂漠
9
久々に使う
PC
更新の波波波に溺れそうだよ
13
なりわいのいたづらなりぬともがらを 慰みのぼれ花待ちの月
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