Utakata
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ひろくん
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障害を持つ身ですが、歌の中では自由です。
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将棋アプリ 孫との勝負 詰めどころ この手は酷かと指す手が震え
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マンデリン ドリップ香るダイニング お気に入りのカップと読み古した歌集
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誰が置きし鴎外の古びた文庫本
喫茶店
(
さてん
)
の本棚 漫画に埋もれて
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『行きつけ』という言葉に憧れて 駅裏の
喫茶店
(
さてん
)
今日で三度目
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鏡の向こうにいる君に囁いた 直には言えぬ『いつも、ありがとう』
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病院の受付カウンターの片隅に置いてきぼりの四つ足の杖
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神苑の杜渡る風清々し 秋の真夏日忘らるかのよう
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いつ咲いた もう散ったろうか 萩の花 気づかぬままに 秋は深まり
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萩の花 この秋もまた咲いたなら 皇子に会いに行こう 高円の古寺に
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母の日記 最後の頁に綴られし家族への想い叶えられしか
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真夏日を肌で感じることもなく 虚しく過ぎてく病棟の夏
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逝きし人ひとりひとりを思い出す そんな時間あってもいいかな
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またいつか素敵な人に出逢いたい 初めてのレコード 針落とす時のように
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気に入りの湯呑み手に取り彼の地を憂う やきものの里の梅雨明け豪雨
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母の遺品に自分と同じ本見つけては
母子
(
おやこ
)
なんだと新ためて思う
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亡き母の日記手に取り表紙撫で また箱に戻す梅雨寒の部屋
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紫陽花の水色のグラデーション 花触るる手に露の冷たさ
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漢文の授業つまらず持て余し 好きな
娘
(
こ
)
の名 書いては消して
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すぐそこに 梅雨の足音聞こえてる 君に似合うは虹色の傘
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今朝の君 ご機嫌ナナメだったから 帰りにコンビニ ティラミスふたつ
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千歳を超えて愛さる歌を詠む志貴皇子のごと 我はありたい
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ドラえもん いつか助けに来てくれる 信じ続けて半世紀過ぎた
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『また明日』君が言ってくれたから 明日の天気がとても気になり
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おれんぢの暁光射し込むこの部屋で 一期一会の春待つふたり
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春の歌詠まんとするも 陽射し翳りまだ寒き夕 如月晦日
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菅公忌
社
(
やしろ
)
を包む梅の香は 千年絶えず春を運びつ
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我が詠む拙き歌でも『いいね』もらう 励みになりてありがたきかな
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今夜は少しだけ早く寝よう 明日早く起きて君に会いたいから
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『何食べたい?』『美味しいもの』って答えたら 君がふくれた 日曜のランチ
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雪模様 今日は休日パスタ茹で ソース選びは君とジャンケン
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