Utakata
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ひろくん
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障害を持つ身ですが、歌の中では自由です。
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秋よ来い 誰しも淋しい秋よ来い そしたら君は僕を思い出す
4
想い出が記憶のキャパを超えてゆく でもどうしても君のことだけは•••
2
人麻呂のごと悲しみ苦しみ詠いたい そこから希望が芽生えるように
6
家持
(
やかもち
)
クンに頼んでみようか ボクの歌 萬葉集に載せてくれんね
2
天神さまの誕生祝う夏まつり 千本ろうそく池面に揺れて
2
ハマショーの『片想い』口ずさむ グッと詰まる 面影チラリ
1
誰もある『卒業写真』の疑似体験 僕を励ますあのすまし顔
1
ふたりして毎日一〇〇円貯金箱 次は焼き肉?それともお寿司?
2
あと3分カップラーメンできるまで 私の好きなとこまとめて述べよ
2
幸せはすぐそこにあるのかも 『手を伸ばしてごらん』って言ったのは君?
0
音出ない 屈辱のヴァイオリン 3週6回であきらめたっけ
0
憧れのベートーヴェンのテンペスト 楽譜手にしただけで弾けた気になり
1
ショパンのノクターンこっそりと 師に見つかりて『一〇〇年早い』
2
七夕の願いは一つ 天乃川毎夜渡りて君に逢いたい
1
七夕や 願い短冊前にして 叶わぬが怖くて願い書けぬ我
1
梅雨明けて夏雲浮かぶ空青く 強き陽射しに緑
彩
(
いろ
)
濃く
0
『踊り子』に『ゆうこ』『初恋』『夢のつづき』 皆聞いてるよね あの人が逝った日に
0
桜桃忌 『人間失格』二度読んだ 太宰の生き様好きになれぬまま
2
もうダメだ 物理のテストあきらめて 答案用紙に『センセ、助けて』
3
戯れに友が
学机
(
つくえ
)
に書いた歌詞 ヤツには似合わずオレはニンマリ
0
日帰りでラーメン三杯 北海道 ムチャしたあの日が懐かし悲し
1
休暇取りどこへ行こうか とりあえず 駅レストラン カレーは甘し
1
飛梅の実
入梅
(
ついり
)
間近の陽に映えて 巫女の手のひらに優しく包まる
0
摩周湖の碧く澄みたる水面には 人寄せ付けぬ神々しさあり
1
団体旅行の喧騒さえも拭き祓う 湖面のかがやき摩周ブルー
1
いつの日か 二上山に
皇子
(
みこ
)
訪ねむ もはや叶わず 車椅子の身
1
救世観音 千年の秘宝目の当たり 太子を偲ぶ春の御開帳
0
鳰の海 湖畔に眠る
皇子
(
みこ
)
偲ぶ あの日の戦白露のごと
0
大池の水面に溶け込む薬師二塔 古きと新き時を超えて
1
皇女
(
ひめ
)
たずね師とともに来し猪養の岡 雨後のぬかるみ墓前に立てず
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