恋歌の切ないほどの純情に 時遡り乙女われを重ねて
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薫風が 揺らした笹の 紙擦れに 願い瞬く 星の水底
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採血の針先三度逡巡す歳得て細る我が身と血管
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長女から孫二人目、お腹にできた報告、あ〜また真冬が予定日、おめでとう🎉
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猛暑の早朝、電車ガラガラ、これから🏃‍♂️と献血🩸多忙な日、なんとか生き延びよう
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難解なものの「いいね」は伸びづらく 評価の軸を共感と知る
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猛暑日にミミズ這い出し地獄絵の群がる蟻が野辺送りする
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短冊をかくも躊躇う悪筆の 願うべきこそ書の上達か
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江ノ島で 君と出逢った あの夏の日 思いでは今も 淡く切ない
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文月ふみづきや取りも敢えずに七日過ぎ 暦のうつろい時代にも似て
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後ろ姿だったけどキミに逢う夢を見た七夕だから?ありがと
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とし重ね 親への想いふつふつと 遠慮信じた浅薄な吾
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つれづれに一休さんの五十首の道歌を元に狂歌つくらむ
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見上ぐればどこまで行っても青だけの 「わたし」を見てる空に甘える
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短歌うた詠むと心が浄化されていく そんな気がする空の青さよ
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忘れたいことほどできぬカタツムリ 足跡残し紫陽花を行く
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懐かしい友のLINEの中にある 立ち上る香の学生寮の
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嬉しくて 覚えててくれ 嬉しくて 供養といふは シンプルなこと
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雷鳴が どんな気持ちと 問うている 清濁併せ 呑むことでしょう
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家なのに「帰りたい」とか願うバグどうかそんなに追い込まないで
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日本中沸かせる熱よ、陽炎よ その数分を生きた証に
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山ほどの欲望を持ち書いている短冊に載るよそ行きの欲
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甘苦い空気を飲んだ板の上 呼吸を追う僕の心
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七夕に 何を願おう 去年何? この一年の 記憶が消えて / 記憶喪失
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ミックスはもう組まないよ。 違うから 守る愉しさキツさが辛さに変わって
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夢が醒め落ちてく身体 別人か? 誰だよ俺おまえ 涙が出るわ
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ラッシュ抜け 毎回単発 いい加減 「脳内麻薬」打ってよ、エヴァで / 廃人
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短冊に「早めに死にたい」と書きかけてやめた しばらく生きるのだろう
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どこにでも動いてきてもカバーした。 あれ?もう君の 気持ちが見えない
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七月しちがつの 七日なのか七夕たなばた 短冊たんざくに 願いを込めて みんなしあわ
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