都人いかなる夢か結ぶらむ蔦に分け入る宇津の山越え
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染付いた欧米が上 奴らから認められたら先進国と
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我こそがミーハー世論薄っぺら ボールひとつにきりきり舞いさ
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メディアなど勝てば官軍持ち上げて それにつけてもおやつはカール
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悲劇から四半世紀の歓喜とは諦めなかった男たちの絵
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前半の押され具合に呆れ寝て まさかジャイキリ起こしてるとは
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和歌の浦にかき(搔き・書き)めおかむ藻塩草仮り(刈り)そめにだに見む人もがな
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玉津島神の恵みの尽きずあらば立ち返るべき和歌の浦波
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思ひわびうはの空なる浮雲にたぐひて去らむわが身ともがな
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置いてきた支払い中に思い出しのろのろ歩く肉エコバッグ
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通り雨に途切れる思考駆け出して 心の鉛はそこに置いてく
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「百年の恋も冷める」と言うけれど 百年分の恋なら良くない?
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世界一星が見えるテカポ村 星座は星の海に溺れる
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ウイスキーワインシャンパンブランデー やっぱり私缶ビールでいい
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劇的な勝利が決まった 隣人も我も歓声 つかの間の友
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矛盾とは自然な欲の点と点 一つの身体を引き裂いていく
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約束よ「月が綺麗」と言う前に 態度で示して安心させて
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「変わってる」「個性的だ」と褒め言葉 理解されない私の心
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旅館でもホテルでもない 一番はいつも優しいあなたの隣
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助手席がとぷとぷと鳴る音を聞き冬が始まる灯油を連れて
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膝を突き天を仰いだ背後から黄金こがねが散って影をあば
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執念がネットを揺らし打ち消した幾年月も拭えぬ悲劇
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もう君と逢瀬がないという予想死んだと胸に言い聞かせたる
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ステージライト、マスクに反射して。一糸乱れぬサイリウムだった。
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浴槽に張り付いた毛を見て思う 育つは延々死ぬは一瞬
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子を産んだ友と久しく再会す 懐かしいだが知らない顔で
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ここにはない何かを妄想するためにここになくてはならない体
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バラバラとコンプレックス崩れ落つ 「俺は好きや」と聞いたそばから
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人は皆自分の道を歩むとか ねえそこの君、寄り道してく?
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恋しとて急に電話はかけるまじ汝には汝の今宵あるらむ
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