離れても 繋がっている 分かってる 安堵するのよ LINEの文字に
7
いつの日か 訪れた家 見つければ 恩師はすでに 亡き人となり
4
あのねのね 陽気といえど まだ二月 雪女郎の 季節だったよ / 除雪小一時間
11
ダニが舞う 家に泊まらぬ 息子言う 情けないやら 貧乏人は
2
一回り下と稽古で汗流す全国一の夏日だった日
8
青柳のいとものどけき春風に軒端の梅はほころびにけり
6
お天気が右往左往としているの 嫌なことでもあったのかしら
7
ホッカイロにぎって歩く道すがらしだれ梅の香 春のはじまり
12
「サイゼリヤ?」「いやサイゼリア」「サイゼリヤ!」きみと僕とのちっちゃい戦争
9
順序良く電車に乗れる日本人そういうとこだぞ ホント大好き
8
看板猫が大好きでまた行きたいと湯の宿汽車を待っている春
7
懐かしい柄が三和土たたきに並んでて憩いは遠く散ったけれども
4
雨の中「ホケホケ」と啼くウグイスの健気な姿目に浮かびたり
11
もう冬は終わるはずだと足早にタイヤを替えた次の日の雪
22
半袖でいいね2月の夏日でも太っていると着ぶくれている
4
リハビリの部屋に集うは高齢者 寝たきり許さぬ現実ここに
12
餞の言葉にさよならは言えずに後ろ姿に手を振る「またね」
6
うた詠むは楽しみなるも苦しみも 夜のしじまにうたの虫とぶ
13
ゆるるりと昭和漂う喫茶店 同じ匂いの友と語らふ
21
中也、貧困を糧に詩は、研ぎ澄まされたか
5
カラオケは、大空と・・と島んちゅう・・と北と南で🎤すっきりか
3
爺医われ降り続く雨に〈老年期うつ病評価尺度〉をながむ
4
子を連れて実家に行けばそれだけで 親へ孝行笑顔が満ちる
14
また今朝も 他人のキミが夢に出る それほどまでに 焦がれてるのか
10
芭蕉の弟子といつも言ってる絵手紙が来た友達に短歌おすすめ
2
いつも青春ずっと青春口癖になった若いと思ってる古希
4
君たちの辛かったこと拾い上げ、それをつかって幸せを編む
5
冬用の からだになった はずなのに 暖かい日を はさむと駄目だ
4
怒らずに私をなだめる先生に恩師と言うは僧侶のようで
11
先生に譲ってもらったパソコンが夫に処分されていました
5