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電動の鉛筆削り恐竜の鉛筆削り兄弟に買ふ/9/22
5
激情を三十一文字に置き換えて叫び出したい声を鎮める/9/22
11
「ツイてない。どうせ神など居るものか!」「そうさ居ないよ、神無月だもの」
17
落葉
(
らくよう
)
にイガ栗の罠仕組まれて 触れる指先 赤き血の球
19
吹く風に思ふがままにススキ揺れ 白し花穂
(
かすい
)
に秋の陽の照る
30
秋風が倉庫の屋根をたたく夕 子らはとうとう長袖パジャマ
13
サンプルのゼリーを与へし老女笑み「よくなりました」と。聞くもうれしや
8
朝焼けに 赤く染まった
紅葉
(
もみじ
)
の葉 朝露に濡れ 彩り放つ
19
リビングで懐かしい曲君歌う どこで覚えた竹内まりや
8
メロディに乗れば饒舌になることぐらいしかまだ君を知らない
9
豆球を見つめて跨ぐ何曜日 自己表現に勤しんだ罪
7
先生の前でもモゾモゾ落ち着きない 口数少なし三者面談
10
ストレスに強くなったらストレスも強くなる ライバル気取りやめてよ
9
時間とか無駄にしちゃう だってだってさ大好きなんだ君のこと
6
高き空 どうか健やかでと祈る あの日描きし今ではあらねど
13
「このときだけは誰よりも私のことを」欲深い自分が嫌い
10
それで採算とれるならいいけどと笑うあんたがいて大黒字
7
偶然に触れ合った糸の接点をにぎっていたいふるえるほどに
12
思い出すだけで涙があふれだすほどの心をもらったんだよ
13
君が背に羽根を彫っても変わらない君は君だと信じたいんだ
18
湿る風 冷えた星座 あの子の声 また思い出す季節はいつも
16
友だちとぼんやり並んで番組を見れたあの日に知った幸せ
11
見た目とは違う私が居るらしい血液検査いつも正常
24
青と青あいだから見える夕焼けは少年少女を大人に変える
11
プール解体夏の終わりの隠語かも 信号待ち君と最後の、
8
大切に向き合いたいほど返信を溜めてしまうの 言い訳かしら
8
愛だから欲じゃないから 化粧箱 開けて汚い肉のぶつかり
6
文字よりも話してみせて恋心 洒落た文句が出なくなるまで
13
楽しいを感じた刹那時を止め それが全てになればいいのに
10
本棚に廃棄処分の札を貼る 愛を伝える儀式に見えた
10
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