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身じろぎを取り沙汰されし太陽も 幾つの母子 見て今あるや
14
老いた背を小さくまるめ朝マック ふたつトレイを持つ子の来たる
17
花や木と生きるよろこび知らず亡母
(
はは
)
いっしょに植えたいりんごの苗木
16
母の日に亡母のおもいつのりくる 幸
(
さち
)
の花束届けぬままに
24
底のそこ ひしと感じる みなの踏ん張り 靴磨きする 日の仕舞い
13
山駅舎 待ち合い隅の招き猫 左手上げて人来るを待つ
27
引き出しに別れたキミの忘れ物 てるてる坊主のキーホルダー
7
わが妻はわれ組長の名代で町内会の総会に出る
7
理屈とは時に無意味で退屈で感情的になるだろうもの
11
最後まで何を伝えたかったのか分からない本みたいな説教
7
ありふれた変化に怯え不確かな愛を片手に俯いている
12
枯葉でも腐り肥やしになれるのに憖腐らぬ私は最早
3
罅割れた硝子の先に見えたものそれは「天才」そのものだった
3
この詩は私達には分からない謎の痛みを齎している
4
強くても優しくしても日を追って稚拙になっていく卵割り
11
低気圧ならもうやめて もう少し腰も上がらず潰される脳
4
赤赤とトレーにたまるドリップに溶け出していくお肉のたましい
6
ブウゥンと薄暗い部屋に光る夜 電子レンジの気休めオレンジ
6
濡れたシミ 壁に向く声めそめそと潜めぬ感情悲しみで染め
4
君だけは偽物なんかに惚れないで 作った私に惚れないでいて
8
最後の君 微笑み言った「ほら早く次に壊す女 探しに行けば?」
5
早すぎた海の風を切符にして君に会いたい季節になったよ
11
夕立に 黒髪濡らされ 俯いた ぺトリコールは 嘲笑っている
7
延々とくりかえしてる警笛の音がなりやまぬあの日を
6
輪郭の延長線にある皮膚をちがう温度の皮膚でふさいで
3
つなぎめを探して迷うゆびさきがリネンと皮膚のあいだをすべる
11
人ひとり育て愛するそれ以上 大切な事この世にあるの?
8
お風呂で迎える二十四時
灰被り
(
シンデレラ
)
は今頃くつ落としてる
10
斗も月も夜空に輝くものだから 私も死んだらそこに還るね
6
3文字の春に生まれた花の名を 父が呼んだ母が呼んだ
8
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