そらをみて私をみてよねえねえねえ生い茂る音あの夏の花火
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鳴りやまぬ私の恋よどこまでもとどけとどけと星空にダイブ
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夏物のワンピースがまだ着れることを知る 明日も冬未満の日
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君の返事を待つ午前零時 温いココアに溶かす角砂糖
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カツサンド弁当箱に詰め込んだ 今日こそ君に話しかけるの
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どこまでも白くて細い首にたくさんの麗しい愛のしるし
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貴方のためなら死ねる 貴方の家の前に埋まっている人魚
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ベンティサイズのダブル抹茶ティーラテに鬱憤を溶かす午後
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君のその優しさで胸が痛むのでぼくはどうやら傷ついている
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遊園地その賑わいのゼンマイを巻くようまわる回転木馬
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舞う蝶とおだやかに戯れるようイチョウ並木を老犬とゆく
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「しにたい」を否定できない人の目に映る景色をやさしさと呼ぶ
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冬までに星になるのと笑う君 とめたい僕は偽善者ですか
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誰よりも僕の味方でいてくれた君への花だ、文字列すべて。
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逝かないで その五文字さえ声に出ず 供えてほしい花の名を聞く
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彼もまたまだ知らなくて恋心 幼馴染は母の友の子
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また一つ短歌を作ってしまったし使える言葉が削られていく
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あなたが そばに居ても 居なくても 想いは同じ 心のはかり
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ミサイルを飛ばす話か実は俺『北の国から』見てないんだが
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海底で指せども指せども光遠く 駒音だけが確かな標
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赤々と燃え立つものも定位置に配して庭は常につめたい
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性別も歳もキャリアも体格も 盤を挟めば無に帰す尊さ
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「かわいいね」 君はなんにでもそう言うね 人参、靴下、お隣の奥さん
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満月の夜しか誘ってくれないの 太陽も丸いのに、おおかみさん
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貴方との別離は 別れたときじゃなく、忘れたときだから じゃあさよなら
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見れるなら 君のスマホより 最寄り駅スーパーのレシート 覗き見たい
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日常に戻るため空港に行く まだ夢を見たい 帰りたくない
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「歌えない」煙草の匂いに気付かされ ぼくの言葉は滅びはじめる
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やっと君のこと忘れてきたけれど無かったことにはしたくないよ
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君はあとどれくらいの数僕が作る短歌に出てきて悩ませるだろう
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