追いかけてくれる優しさ期待してゆっくり歩く駅までの道
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幼きにかげおくりして並びたるかたへの影は今はあらぬか
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はろはろに流れてゆきし白雲の数あるごとにわれは憧れむ
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永遠とわの日にかじる果実はみずみずし 甘し酸っぱしめでたしかなし
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哀しびは氷雨の如く たたなづくわが柔膚にきはだをふかく刺したり
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愛だった愛だったはず君のいた駅の名前は思い出せない
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奪われてきたわたしから奪えない愛をもらったひとであること
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剥製標本にして忘れたいことも留めてしまえる短歌
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愛してくれていた形跡霰にして投げ付け離れてくれない
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友だちと職場の人の中間の役目で頼む 愛したくない
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色を持てない時期にしか行かぬ町 風で寄り集まる金木犀
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既読しか つかないLINE こぼすのは グチぐち愚痴と 濁点ばかり
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受け取った重み抱え恨み言消していくエジソン自尊心
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揺るがずに夏の青空 家と父佇み手を振り小さくなり
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感情に振り回されて私たち ただ血液がただ流れてる
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嘘ついた すぐに私はわかるから あなたの様子おかしいことを
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暑くなく雨も降らない秋なんて来てくれるのか疑心暗鬼で
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買ってきて居間に置いてたチョコ菓子秋の暑さでとろりと溶ける
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日が落ちて雫が落ちて何もかも考えられず眠りに落ちる
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若いけど戦力外通告を受けて引退厳しい事実
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赤信号 急いでもない けどなぜか ギリギリの時 ちょっとくやしい
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待てないくせに久しぶりのネイル右の薬指だけうまくいった
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傷だらけだけど絆をいくつでももってわたしはこわれていない
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雪景の駆け落ちごっこ分ずつ積もったね ユー、忘れないでよ
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神さまに渡さぬように抱き合っていつかおんなじとこへ行こうね
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ナナカマド枝もたわわの実をつけて日毎色づきふと足を止め
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ブルゾンに合わすはチュールスカートで 甘辛ミックス ねこ母コーデ
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明日は冷える 亀ちゃん(ふう)ブルゾン出しておき パン屋に行けたら御の字とする>相棒新シリーズ、来週だ〜
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湯たんぽじゃきみの代わりにならないが夢で確かに「なぁん」と鳴いた
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わたしだって「すみません、よく分かりません」だけでぜんぶ許されたい!
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