「歌えない」煙草の匂いに気付かされ ぼくの言葉は滅びはじめる
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やっと君のこと忘れてきたけれど無かったことにはしたくないよ
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君はあとどれくらいの数僕が作る短歌に出てきて悩ませるだろう
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ああ、そっか。どうやらあたしはメスみたい。抱かれたい。ただそれだけのこと
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君一人に届けと願うストーリー 返信来ずともそれでもいいと
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君が発す単語はどれも柔らかい ココアにうかべたマシュマロ
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疑いが確信になったのにまた元に戻ってしまうのはなぜ
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人心掌握の手立て 教えてあげる 心がない貴方にね
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コーヒーをもう一杯だけ貰うわね貴方の顔を立ててあげるわ
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「次に会う時は君からメールして」「誘う理由がなくてもいいの?」
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サヨナラも言わずに行った君だけど 残していった歯ブラシ1つ
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終末の予感漂う夕焼けが いつかの映画瞳に映し
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そうなのか! スルーなんだよ人生は つい突っ込んで失敗まるけ
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お身体に障りますのでほどほどに 承認欲と自分探しは
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年寄りがラヂオネームで投稿す 名前出せないくだらん話し
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私はね いい子ぶりっこ大嫌い 「可哀そう」でも けして寄付せず
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同じ朝同じ時間の電車待つ白い溜め息もう冬だった
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そこかしこ鳴る音源が耳障りで 広告レスに一人ベトナム
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カウンター強めの酒を呷る君 僕のことなど見えてない様で
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麦酒より美味い飲み物探すこと 生きる意味などそれで充分
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君がまだ許してくれなそうだから雪見だいふく買いに走った
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葬式は君の予定を知らぬまま ひとり眠る日の秋の終わりに
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幾何学が描かれたTシャツよく似合う でも君はまだ地球人だし
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期限切れの食べ物を食べるなら あなたとがいい 22世紀
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十五夜のながい列車は永遠を空に浮かべて胴をめぐらせる
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死んだ嫁の結婚指輪外さずにコンビニ弁当食う昼休み
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サラサラの粉とバターに魔法かけ  朝の光に焼きたてのパン
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山里は積もる落ち葉に道もなしいづくを分きて冬のぬらむ
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茜空パノラマビューの坂の上垂れこめた雲の先の光
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ビッグネーム化学反応起こせるか HYDEよりToshiの歌聴きたい
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