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朝ぼらけ
祖
(
そ
)
の
石塔
(
せきとう
)
に香を焚く西へ去りゆく月を背にして
25
旧校舎の裏庭にだけ降る雨はたぶん木蓮たちの追憶
14
夢ならば覚めないでほしかったなあ夢だから覚めないでほしいな
11
「ぱたから」を十回言って、母に言う「ぱたから」と「じゅっかい」といい
10
井戸端の うわさ話も 絶えにけり それにつけても 早期復興
6
鶯の 声聞くときぞ 畑起こし それにつけても 早期復興
5
「大丈夫、なんでもないよ」と羽ばたく嘘が 蝋の翼で太陽をめざす
10
母のくれしベーコンを昨日のドジすら 忘れて朝に食む
涙
8
雪どけの とみに進みたる 時正かな それにつけても 早期復興
4
ジェネレーションギャップをひらり飛び越えてドリフで笑う令和の子供
18
探りあい、ついてはなれて またついて 気遣い
too
much
自覚している
A
型の恋
6
ひっそりと 早起きをして 温泉に 一人浸かりて しづかなる朝
38
もう一歩前を目指した先に在る貴方の為に進み続ける
9
嘆かせし藤の
枝垂
(
しだれ
)
に涙落ち
紅雨
(
こうう
)
の空は我が心似て
10
祝日の道着姿の親子連れ懐かしめずにざわつく心
11
積載量七百五十キログラム代車四台分が適量
5
積み過ぎた荷物おろせば日はのぼり半分欠けた大根の月
13
切りすぎた前髪おさえ笑ってる君に吹く春白シャツなびく
24
だんだんに陽射しに力加わりて野花映えさす草の青々
41
人の子に この世のことを 教えれば 天は遠のき 欲望の渦
2
人間は 機械にあらず さらにまた 獣にあらず 忘れぬように
3
パンジーの崩れた笑顔吾に似てピエロの顔に笑いを返す
34
思いやり 愛情深い 人なんて 滅多に見ない 現代社会
3
ニコニコと 楽しいことを していれば 周りもみんな ニコニコしてる
6
真面目過ぎ 頑固で恐い 顔をして 周りはみんな 凍てつく寒さ
5
愛のない 職場もいつか 花が咲く 春風の吹く 笑いの坩堝
4
厳格に 躾けられれば 厳格な 人になるのが 通常のこと
2
こうしてと こうするべきと 指図して 嫌なムードが 醸しだされる
2
この人も あの人だって 其々の 理由があって 行動してる
3
やっと春 本格的な 春が来る 厳しい寒さ 記憶の果てに
2
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