般若経 生老病死 諸行無常 色即是空 安全第一
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偏差値も前科も値段もIQもはかれるものやはだかのいのちを
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蹴球で 金星なるが 時の運 されど日独 よく戦えり
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四十代 またひとつ増え 歳をとり いつか来るらむ 老人の日々
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大丈夫 私に言わせればそれは 石鹸で落とせるぐらいの罪
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清水のライトアップの光線は京都の街のヤコブのはしご
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僕の背に かつて幾多いくたの 爪痕を のこした君は 今、誰のひと
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ふとくぐる暖簾の先の瓶ビールと 野菜炒めが死ぬほど旨くて
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これほどに鮮やかだったか銀杏の木 大事にせねば心のゆとり
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母親に教えることが増えた今日 嬉しさ半分寂しさ半分
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道端に寝転ぶ猫とじゃれてたら 気づけば夕日出ていたあの日
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もう出るよ そう言ったのに待たされてふわりと雪の夜空見あげる
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分数も 割り算さえも 復習し 代数すれば グラフを書けよ
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中一の 知り合いがいる 勉強を 教えてくれと ラインで頼む
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釜無の 川に掛けたる 橋の横 野猿返しの 入口があり
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枯葉踏み 野猿返しを 駆け上り すぐ駆け下る 第一日目
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障害に 屈服すれば 弱くなり 克服すれば 強くなるから
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運動を しないでいれば 痩せこけて 弱弱しいよ 声も擦れて
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情報は 人の脳みそ 分け入りて ドロドロにする 再起も不能
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面白き インターネット 中毒で 運動不足 限界に入り
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年取って 運動不足 していれば 筋肉落ちて マウスも重い
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昼休み 運動不足 鑑みて 野猿返しに 挑戦すべし
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また君に会えると信じて手を振った 「サヨナラ」じゃなくて「またね」と言った
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熱狂と歓声の中キックオフ奴隷が建てたピラミッドの上
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月一の燃えるごみを出す日には 20リットルかき集めるぞ
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耳鳴りのような終電/地底湖の先には特に何もなかった
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本が好き 本を買うのが 好きなのだ 棚は満たされ 財布は寂し
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ゆりちゃんは自己紹介ができません。彼女、前世は蟹だったので。
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宇津の山分け入る道の蔦葛(繰る)しとばかり夢に知ればや
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都人いかなる夢か結ぶらむ蔦に分け入る宇津の山越え
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