ちいさくてかわいいきみの肉球がずっとあたたかであることを願う
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雨降りの神社に映える梅の花 春の息吹の輝く白よ
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幼子の遊んだシールあちこちに パパの背広や子の頭にも
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ニャンニャンと もうひとつニャン で猫の日 色んなとこで 目にするにゃんこ
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春雨の露を落とした君と僕  柔らかい花と二煎目のお茶
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幼子の未来へ踏み出す足どりに子や孫の過去探してみている
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ぐずぐずの胸腐って沈むくらいなら花でもさしてほころびをまとうか
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ひさびさに お日様でてる うれしいな 日向ぼっこの心の声(ねこ)
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雨上がり すべり台立ち「ほら雲も笑ってるよ」と幼き日の吾子
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寒さ戻る公園の池 親の後追うもふもふの子鴨にほっこり
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大さじと小さじを下げて使うのによさげなS字フックがもう無い
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また今度 隔てる窓に 呟いて 白く曇る さよなら哀し
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温かな 歌詠み我も 美しき 詩詠みたいと 平安の世似て
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感謝して くれる父こそ 子ども等が あなたの愛に 感謝している
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朝おきて ねこがあんよに乗っている そんなちいさな幸せがいい
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故郷に空き家残して十余年想い出だけが宿る古民家
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昨日きのうより今日が今日より明日あしたがと夜よりも昼見事冴え返る
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イケてない… このモヤモヤは 行き場なく 悩むより我 アップデートだ!
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一面に砕け散らばるこころの破片きみのやさしさで溶かして固めて
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君の瞳まっすぐ私を貫いて早く逸らそう燃えちゃう前に
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花柄のスカートぶわっとなびかせて君に巻き起こせ春一番
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ふかふかの布団の中で抱きしめる君の今日の何気ない仕草
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わが猫たち また一年間ありがとう これからもどうか健やかであれ>猫の日
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猫好きにとってはねこが おしなべて 最上の癒し 最強のアイドル
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仏蘭西で「好敵手ライバル」を指すことわざは「すぐれた猫には すぐれたネズミ」
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犬になりたい朝起きて食べて遊んで愛されてうんこをしたら拾われるけど
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にゃんにゃんにゃんただそれだけで良い今日に通り歩けばひとひとひと
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荷台から自転車降ろす冬の雨無言の娘送る父の背
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この瞬間生きてることはもう過去で刻んで登る三十一の坂
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霜焼けの足を素直に投げ出して薬塗る日々いつか愛しむ
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