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江ノ島に向かう電車を乗り捨てて 本は私の手の中にいる
7
魂の部分しかないあの蝿は二万千匹でようやく一つ
4
褒めるときいつも頭に「やっぱ」って付けてくれるのやっぱ好きだな
8
「息子の中学時代のやつなんだよ」口元上がり通り過ぎる我
8
「それなんすか?」その先見ればロゴ付きのユニフォーム着た
男性
(
ひと
)
笑う
8
感謝だけ最後に伝え笑顔でね一番星は海に沈めて
9
人感の ライトの家を 避けて行く 向かいの家の ライトが光る
6
不覚にも少しときめく ニセモノの広瀬すずからメール届いて
23
公園に早く着きすぎ 汗拭き拭き おまつりの開始を待って様子見
13
きみのこと「かわいい」以外で例えてみたい かわいい毛並みのかわいい子猫
10
カラオケで ピンクレディの UFOを キミは真顔で 歌って踊る
6
水平の地平をかけるこがね色の毛並みの犬よ永遠であれ
7
眠
(
ねむ
)
るまでニュースから目が離せない何度も見たくないのもあるが
10
バス停は人影も無くこの夏を閉じ込めるよに降る蝉時雨
35
プッシュ式ニベアのとなりシステマの洗口ボトル何度か惨事/離せよ!
18
寝過ぎても睡眠不足も大差なし睡魔は不意に来たりて襲う
12
人間は憎み苦しみ鬼となる「黒い炎に呑まれちゃダメだ!」
11
千円の寿司ランチ 母と舌鼓 赤だしは良き カタラーナも良き
18
スイーツを見た時・猫に会った時。どうして同じ
表情
(
かお
)
になるんだろ
26
風が吹き昼寝をせよとはやし立て期待に応えて横になる午後
8
野菜一 可憐な花はと聞かれたら ハゼランとしか 答えられない
5
白黒の テレビが我が家に やってきた前夜眠れず月光仮面に大喜び
8
今シーズン
一
(
いち
)
の猛暑の 葉月末 長引く夏の 最後の足掻き
22
抗わぬ生き方覚えし我なれど エアコンは点ける 許せよ、酷暑
12
夏季プール 終わりの時が 近づいて 水面を通る 風は秋色
32
国道の フェンスに咲きし 朝顔が 夏は続くと 語りかけてる
22
愚痴一つこぼす夕暮れ茜空ひぐらしの声みちてくるなり
29
耳悪し 二人の人が 電話して 通じているかは わからないまま
10
秋ですよまだそんなこと給付金口座ひも付けて待っており
〼
(
ます
)
11
迷わずに小さな一歩重ねゆき山越えしのち大海ひかりぬ
7
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