頭振る子猫の口から飛び出したる小さき何か拾えば乳歯(笑)
14
暑くって果物切るのも面倒でバナナばっかり食べてる気がする
7
エアコンという名の檻から出れなくて多分明日も出れない気がする
14
じじばばの余命吸い取るように君 無邪気に背丈また伸びたなり
10
おとしもの みんな宝です わかります(笑)乳歯も拾えましたか?いいなぁ〜(TAKAKO様)
5
諦めるのか立ち向かうのかでなく 諦めながら 立ち向かってる
8
雨よ降れゾウのながぐつにあう君まだみていたいもう少しだけ
10
直球のつもりで投げて失速し大きく曲がり空振りうばう
5
おとしもの三つとも拾い宝とす ひげの宝だけどんどん増える(ねこ母様)
6
残年を片手の指で数え得る身となりながらTULLY'Sに居る
10
背高せいたかのアガパンサスの大き花 一斉揺らし夏を呼ぶ風
21
暗い道 行き先こそは 見つからず 消えかかるのは 街灯とボク
8
涼しげね たまに言われる褒め言葉汗かきなのでとても嬉しい
9
せみの声をチャリぎ切り裂いて 私の夏が今日から始まる
37
ただいまよ よいこにしてたか ちま猫や パン屋の袋はかじられてたが(レジで出しちゃった(笑))
9
あら向日葵! げに愛らしくも たくましき 梅雨の晴れ間に お日様見上げ
14
草蒸して木立青々池の水押すな飛び石子らが探検
9
七夕の笹を流した幼き日あの日の父は何思ってた?
6
嫌いとか好きとかすべて通りこしただ愛おしい君の生き様
4
どうしても別れあるなら望むべし陽水のごと「五月の別れ」
4
毎日の日課になった孫の守り以前の我は行方不明に
8
ねっとりと纏わりついて暑さが言う「冬には会いたがってただろ?」と
17
目の前に足をなげだす娘いて彼女の爪はテラコッタ色
5
暑すぎて歌もうかばぬ最近は目の前のことただ片づける
5
焼き付いた 君の香り いつまでも もう会えないと 頬に水の線
5
一昨日の涙をぬぐう両手にはまだ熱がある 歩いてゆける
5
外気温 気にして母は「早よ帰り」そのこころざし ありがたく受く
10
繋いだ手 離れぬように 笑いかけ 僕の名前を ただ呼ぶあなた
4
十三時 ちっちゃいアイス手に持ってエレベーターへ スーツのおじさん
3
あなたには出会わなければ良かったのに独り静かに涙こらえる
5