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お母さんブルーは辞めて似合わないそんなの違う可愛いのにして!
6
アイシャドウ青だけやめて!愛人とおんなじ色は阻止する娘
5
金星を
掠
(
かす
)
めて伸びる 細い雲 宵のジェット機 何処へ行くやら
13
都会へと 旅立つ君は 気づかない
蒼空
(
そうくう
)
羽ばたかん青き鳥
5
送別会、コロナのおかげで、人数制限、分割されて、盛り上がりに欠ける
1
ベッドにて、疲れ切った我が身投げ、何事も無く、終わる一日
5
夜深し、静かなる庭、少しづつ、虫のなく声増えてきて、間もなく開演、夏のオーケストラ
1
暗闇に
梔子
(
くちなし
)
甘く漂いて 明けぬ心を朝へ
誘
(
いざな
)
う
13
名を呼んで スリスリをして ねんねオヤツ ねことのルーティン ラストは抱っこ
7
梅雨雷 神は不要の世となって 雨よ止め と誰に祈るか
3
休み明け 手帳の9:00の右にあるアラビア文字が読めないでいる
7
君が告ぐ 「ご懐妊」まであと5日 どんな顔して その場にいるだろ 泣くな。
5
北陸は遠くて広くて力強い けれど哀愁感じずにはおれぬ
2
夜九時半 急に雷雨が強くなり北陸らしさを耳で感じる
5
「思い出」が 重い出過ぎて切ないよ この
10
年が 幸せすぎて
9
アボカドの花がそろそろ咲くらしいので明後日に好きだと言おう
5
もう君と 俺繋ぐもの✕✕だけか。 報われぬとも 負けてはやれぬ
4
道邊
(
みちのへ
)
に
黃
(
き
)
あかく
笑
(
ゑ
)
まふコクリコの
斟酌
(
しんしやく
)
すなむ かたち小さし
2
葛
(
くず
)
の葉の うらみて鳴きつ
夏蟲
(
なつむし
)
の うら紫に
夕凉
(
ゆふすず
)
の風
4
母の指輪を着けて臨む 白あじさい輝く子の結婚式に
6
彼岸より来し細波が足元をさらひて人は思ひ及ばむ
4
句を
生
(
う
)
まひ 結びて
解
(
と
)
きてまた結び ややみて
織
(
お
)
り込む
魂
(
たま
)
を
詠
(
よ
)
むとて
3
何回か 結婚記念日 おめでとう たまには良しと 笑顔でかわす
7
七夕に会えないキミを想いつつ短冊に書く「キミに幸あれ」
6
引潮や 蒼く染めらる夕凪に 君についての決心をする
22
ゆらめいて蛍は命を光らせる 短き 瞬き 煌き 消えゆき
15
蒸し暑く ピクルスばかりも芸がなく きのこのマリネという名の小技
10
手と脳と 喉も鍛える リコーダー 元気な老後 自分で作る
10
金継ぎで使い続けたその碗で供えるすこし硬めのご飯
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きみが書く『脱』っていう字は逃げ出して月へ駆け込む兎みたいだ
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