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雨空に 早く帰れと
促
(
うなが
)
さるる如く 傘のない帰路 急ぐ
25
追憶の少女その頬つたうのが歓びの涙であるように
9
梅雨の夜深層心理うごめけば罪の淵より湧き出づ祈り
28
目が覚めて いま欲しいのは揺るぎなさ 上手に忘れるための湿度
11
凛として 白紫陽花のごとく 生きるのだ 決意の梅雨入り
18
シトシトと 雨の雫が流れ落つ 紫陽花の
碧
(
あお
)
入梅
(
ついり
)
知らせり
24
脳内で電線とかを走ってる忍者がコケた。あたしのせいだ。
4
いつの日か 歪んだ愛情 消えた母 檻の中には 愛すらも無い
6
真言はサンスクリット のりと日本語 お経漢語で祈祷ラテン語 イエス アラム語 \ 祈り
11
タンパクの 分子量ほど
U
F
O
に 宇宙人のってる きみのみみ中
13
ひかるつぶ 微小りっぽう ただよいて わくせいにおちる あまぐもぬける
13
あの島でたしかに生きていた二匹の野良猫の黄色い虹彩
5
乾燥
(
カピカピ
)
の季節ようやく終わり告げ ぷにすべ手の甲 復活おかえり
19
笑顔だね笑顔なんだね笑顔だねやっぱり笑顔シアワセの素
16
しみじみと節々きしむ六月は推しのお日様活動休止
10
恋愛感情が分からなくって、これかと思ったら遊びだってさ
3
きょうだいと犬と呼び間違え うそぴょん なんて言っちゃう父さん愛し
16
紫陽花を待つわたくしは 貴方と言葉のちがいを考えている
10
恨み辛み人を呪って逝くよりも『無』になることが尊いものだ
28
君がほら好きだっていう煙草っていうやつ全然吸えるよ不味いけど
3
浄土では父や母には会えたのか少し急いで旅立ちし兄
29
面会の予定日時に☓を付け「南無阿弥陀仏」の読経を聞く
23
白い傘張り付いた花びら見つけ「いつからいたの」愛し美し
34
業
(
わざ
)
を
欠
(
か
)
き
賢
(
かしこ
)
成
(
な
)
らざり
能
(
のう
)
も
無
(
な
)
し
心
(
こころ
)
凄
(
すご
)
せも
独
(
ひと
)
り
修
(
おさ
)
むる
6
道行けばペトリコールが香る夜 梅雨来たりなば夏遠からじと
14
苗よりも すくすく育つ 雑草は もう収穫の 時期に突入
7
イヤホンで占領された子の耳に「行ってらっしゃい」は届かなくて
37
左手に電話を持って謝罪をし右手はペンでお花書く癖
34
ちょっとした選択で浮かぶ君の顔 別に合わせたい訳じゃないけど
6
両端に 紫陽花の咲く 坂道を 墓前の君に 会いにスキップ
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