愛猫の 好みの逸品 粒餌は マグロ味する 高級品
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我が家では ジイジが一番 愛猫きみ二番 妻が三番 家族の序列
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二人行く遠い道のりだんだんと妻に遅れる心も折れる
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月寂し かかる夜には芭蕉翁の明智の妻の咄し聞きたし
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恋路とは、躁と鬱なす乱気流 アトラクションなら楽しからましを
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輪廻せば さいかいするも あるのかな おぼえていれば 人類ならば
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灯火の水族館だ タワーから見下ろす夜の開園時間
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あと5分 寝かせて欲しい 5分前 行動やたら 5分で刻む
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すすきまで星に匂えり我に降る涼かな光秋に震えて
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買いすぎた 御守り達の 大喧嘩  とめに入った アマビエ無惨
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「おはよ」ってキミのチャットがかわいくて頑張っちゃったよしよししてよ
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あやふやな人の不幸を祈りだす 今夜は早く寝ようか私
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食堂の 器の窯元 見る癖は 陶器の街で 育った証ね
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真夜中に 寝ようとしたら バイクめっちゃうるさいねんけど ほんまやめてな 耳栓も万能じゃないしな
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街灯の明滅 いつか光に焼かれる予感が瞼を炙る 
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元カノに教わった撫で方で口説いた野良猫の下僕になった
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数ヶ月前のふたりに戻れたら、そしたら私、えるのかしら
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さみしさにハートマークをつけてみて!!「さみしい気持ち❤」ちょっぴり乙女よ
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なんとなく 真っすぐ帰る気にならず くあてもなく 夜を回遊。
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抱きしめる。雨の音する廃屋に……ひびいた声は、監督の「カット!」
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「うちの嫁」「奥さん」「妻」と 使い分け きみはそんなに器用だったか
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飽き性の 我が続けて早一年 三百の歌は日記の代わりに
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なんとなく不調な俺を珈琲でごまかしながら働いていた。
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はらわたはまだまだ無理だ。でもね、手は使わず行けた。二十歳の秋刀魚
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一夜でも望まぬ夜を徹させしものみな爆ぜよと隈なぞる朝
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偶然が偶然を呼ぶこの惑星ほしで一緒に焼こうお好み焼きを
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陽が沈み 夜の校舎の 窓灯り dr.martensマーチン履いた 僕の足元
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お客様 心待ちにし 腰痛む 買い出し掃除 重いゴミ出し
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寝てるとき心臓に杭打ってみろそれで死んだらやつはドラキュラ
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何もせずただ本だけを読んでいる雨降りだから仕方ないんだ
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