見送った彼の車のランプ見て 「もしやドリカム?」「分かってくれた?」
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ドライブをちょっとしただけそれで良し 貴方の頬をつねれたからね
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休日に ふらっと出かける 自転車で 自然満喫 気分爽快
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酒と愛 口に過ごしたひとときは 酔いが醒めても冷めることなく
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強風に はためく服を 取り込んで 降らずにすんだ 空に感謝す
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美しくなくってもいい おにぎりを口に詰め込みきょうもいきます。
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カップ麺 地元のお店 未訪だが 家で堪能 次は実店舗おみせ
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あの人と一緒に飲んでたあの豆を 一人で淹れてもただ苦いだけ
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卵サンド ブンブンチョッパー 出番のち 水にさらせば ミモザが浮かび
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散歩道 雨降り通知で引き返す 珈琲二杯飲んでも曇天
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透けるよな水色染まり慎ましく梅雨を待ち居る額紫陽花がくあじさいかな
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睡眠に 現実逃避 任せるも 身体は現実いまに 戻りたがって
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竜田川岸辺に咲ける卯の花を寄せて返らぬ波かとぞ見る
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花火鳴り かき消される音 二つさえ 出した勇気も 君に届かず
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風呂ふろため歌声うたごえ れるおと えていくのは はじとレパートリー
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隣の芝生は温かろうキツネ長々昼寝決め込む
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庭隅の舞鶴草よ飛び立たん天使の梯子に遊ぶ吾子へと
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うんこしてスマホいじってうんこする。 われは効率重視の民ぞ。
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いつからかゆるされているこの朝に同じ大気に息をすること
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歩み寄るきざしのあった雰囲気をそもそも論で白紙に帰す
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あめつちに 小滿せうまんいたれば草木さうもくの しげりて蠶起食桑かひこのくはをはみたり
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多くの罠を仕掛けどうかな確認が忙しいのは楽しみだから
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あんみつの きらりと光る 寒天の 涼しい感じ 思い出積もる
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晴天の開幕いいねばら祭病室で読む新聞記事に
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チビ猫もおひざ乗りたい けど先客 たまに一緒におひざのもうふ
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おとうちゃん ぱそこんのまえにいるときは ちま猫ちゃんは おひざを所望
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奇数月限定 クッキークリームのスコーンを食む口福こうふくの朝
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放課後の教室で泣くキミを見た 声をかけずに校門で待つ
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4階の踊り場に立ち空をを見る 俺のアジトは公団の5階
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逆行の動きに無念残酷さみんな知ってる核成果いつ
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