幾度も 季節は変はり 人は果て 変はらぬものは 無きものと知る
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音もなく 雨降りはじめ街濡らす 鉛の空は泣いているのか
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この糸が解ける先に君がいて 一緒に編み直しませんか
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講座終え 住処すみか戻るや 寝床ねどこIN お話つくる気力は何処いずこ
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信じられないくらい嫌な人間に囲まれて仕事をしているよ
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借金を返して自由になりたいと毎日毎日毎日思う
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磨き上げ 心の塵を 磨き上げ 元々おなじ 全て原石
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丁寧な暮らしなんて出来ないがそれでも暮らしに変わりはないさ
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正しさを選びつづけるためにさあ目と口と耳、心臓覆え
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あなたとは生きる希望だ 何度でも言うよ わたしはまだ生きてやる
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一歩ずつ進めばいい、転んでもいいから、生きて、生き抜いてくれ
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「終電は?」って睡魔に言っちゃったからまた目覚ましが鳴るまで起きる
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静かな夜 窓開け放ち ねこまろび 逝った父が 呼吸する夜
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つめた〜い手渡す君の手のひらがあったか〜いすぎて温くなってる
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実習生! ふてぶてしさも大事だぞ。乗り切りゃ勝ちだ! 元教師より
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結ばれぬ運命ならばなぜ出逢う?カミの戯れ、3年早く 
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蛇の眼と隠し味には蜥蜴の尾 きみを操るカレーを作る
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ぐるぐると 未来見通す 千里眼 イケナイ想い 見通され(恥)
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忽然とぼくが生じたわけじゃない手品じゃ子供は産まれないので
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現代のゾンビは俺だ 「天職」を求め彷徨うないと知らずに
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明日からもう、一年の半分はじめ、早いのう月日のたつのわ。
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亡くなったかたの病室清掃す 「見守って下さい」と言い病室へや入る
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人が死ぬニュースがあった夜更けでも無言で咲いた白の紫陽花
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水面に目を奪われるクラクラと息もできずに沈みゆくまま
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いつもより素っ気ないのは何だろう二人きりだと演じないのか。
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緑鏡湖りょくきょうこ 影をうつらに 落とす松 ククククゥーと鳴かれて一笑
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たくさんのいいねをホントありがとう その数を見て息が止まった!
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ろくじゅうを とおにすぎても ふさふさと くろかみ剛く 日陰の毛ケケ
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青空に届けと飛ばし落下する紙ヒコーキをあなたと笑う
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きまぐれに1人と1羽の二重奏メロディラインは突然とぎれ
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