あるじなき庭に咲きおる紫陽花の凛々しき青に故人偲びて
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命さえあればいいという傲慢でお前を救う夢をみたんだ
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君からの 深夜連絡 打ち合わせ 雨音聴きつつ 決断迷う
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地味ながら 今日一日を 書き出せば 充実と見ゆ 母と子の時
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道標みちしるべ  示され歩く この道で 出逢えた人に 渡す言霊ことだま
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きみため たま一献ひとこん そら つきわざけど 大和やまととよ
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サバンナバナナズでプレーする息子 嬉しくもあり悲しくもある
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「愛してた」最後の言葉が過去形で だから追わなかったの間違えたかな
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買うつもりだったブルゾン知らないふりして買ったナノユニバースで
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輝きを目の前にすれば憧れも早々にして希死念慮が
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鼻歌と野菜切る音なぜ朝は頬杖ついてしまうのだろう
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身罷みまかりしひとも家をもなかりせば 藪枯らし抜く夏または来じ
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「好きです」と 言えぬが故に「好きです」の 重みを受けて 煽る盃
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GPTにもお礼を言う人 この前排水溝に煙草捨てていた
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向かってくる車に何度もお辞儀する男 オレンジの日産ノート
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同じ背のショベルカー前にしてコーポあさひの息を呑む音
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楽譜ないメロディ奏でる雨の曲 空を見上げて奏者を探す
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ビルを出て久しぶりにご飯食べる松屋の外国の人が優しい
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ズボンだけヤマトの人が集まりだす ラジオ体操するおばあちゃん
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ビルを出て隣の人に憑依する 雨の匂いするって思ってた
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雨音に耳を傾け夜がふける 畳に寝そべり猫を撫でつつ
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2本持った傘 君も持ってたのかよ
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君は一輪の花 その間にある、有刺鉄線の壁は心
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猫柄と思って買ったサニタリー ハリネズミ柄だった衝撃
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命って終わるんだっけ?また春が来て永遠がわかんなくなる
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気合い入れ やった結果が 空回り 気にしないふり 折れそうになる
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おしまいだ、って何度も感じた平成を生き延びた先のほんとうの終わり
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一人だと 衣食住すら おろそかに 相方がいて ありがたきかな
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ケーブルの規格合わずにプロジェクター 白布寂し初会議なり
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紫陽花の 死骸が発する色もまた そっと静かに逆巻いている
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