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文月の 梅雨明けを待つ立葵 青空向かいて次々と咲く
22
都会の夜 大輪咲いた書き割りの
轟
(
とどろ
)
きさがす耳手のおかん
9
少し寝る 畳の匂い 懐かしい 母の声がし 夕食の匂い
12
流れ星 終わった
願い
(
ゆめ
)
もついでにさ 運んでおくれ そらの彼方に
18
連日の 天気予報の 温度には 慣れたけど、まだ 7月頭
6
エンディングノートもらって書き始め 意外と楽し 本音はここに
19
「3人で座れるくらいのテントとかあったらいいね」買えないんだね
20
子供って盛って話をしてくれる大人だったら聞き流すけど
25
街に出たクマの住所を知るよりもシェルターの部屋知られたくない
16
しばらくは
(
ここ数年
)
肌を見せてもおらぬ
夫
(
キミ
)
背中に湿布を頼むも躊躇い(快く貼ってくれた、ありがとう)
18
箱詰めのビー玉おはじき後ろの壁に金魚を見つけた
4
恒例の解禁
山女魚
(
やまめ
)
を狙う夫少なき釣果を受け入れ難く
26
仰ぎやるデネブにベガにアルタイル 父の肩より見し夜は彼方
20
遊べよと猫
A
B
が揃い踏み右手ポンポン左グリグリ
19
降りつづく雨の吼えるは水格子(傘をわすれたあなたの罪だ)
10
絆創膏。どうぞと月の光から強さをもらう倉庫の片隅
11
冷えている水羊羹を食べたって解決できぬ事もあるんだ
13
願わくば 心涼しく 過ごしたい 猛暑やまない 空梅雨のころ
13
「のきばって何?」って聞かれ分からない 親子笑ってささのはさらさ
35
帰り道 匂いに誘われ 足止める 銀紙包み 懐かしの味
18
左目で盗みみやはり書いてある顔に大きくこのボケナスと
5
元カノの 友から届く メールには ミニひまわりが 笑顔に映える
16
中庭に 佇む池の 蓮の葉に 蛙が二匹 空を眺めて
24
ひさかたに会う友だちの長話うなづき聞いた時計横目に
14
月初め 数字に追われ 夜も更けて 届いたメール 蛍の画像
19
かつおぶしゴハンのよるは まんぞくげ ちま猫ちゃんは ねながら おどる(ヨイヨイ)
17
自分ならモランのそばに寄り添って理解し合えるつもりでいる
5
一ピース はめ込む度に 時忘れ 暑い夏の夜 ジグソーパズルで
25
七夕を選んだように逝った友思い出包む真白きアナベル
28
触れたことのない心臓を抱えて雨が降らない星でおやすみ
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