藍の縁青の水の金魚鉢を覗いてみれば尾びれが揺れる
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春先にクーラー付けてごろごろと布団に篭り互いをぬくめる
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改めていろいろ勉強してみるがブランク数年追いつけないなぁ
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幼少期の君の思い出訊いてみれば花にさんをつける可愛さ
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喫茶店蓄音機から流るるは昔の異国の音楽演奏
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君の髪 空目と瞬ぎ 沖つ藻の 靡く漆黒 傍に抱き
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狭い機内の隣と後ろ! ノーマスクでくしゃみ連発マジやめて
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あらかねの つちにありては古畑ふるはたも 願土ぐわんどとなりぬ慈雨じうのありせば
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「100円で助かるいのち」一瞥し もやを詠むなら握れよ硬貨
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電線をパチンと切って一生の罪を背負って生きる選択
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夕影ゆふかげの が背を映やし踏切の うちに伸びたる影法師かげぼしひとつ
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葉は生命 花はわたしの体裁 それらに触れたあなたは蝶々
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ネクタイで 縛り付けられ 初めての エクスタシーはあなたと迎える
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廊下橋らうかばし けはしき道に足引きの 山路やまぢを越ゆる片崖かたきしさき
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新たなるステージ突入したとても まだまだ四十路 人生これから
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ねこたちと まったり過ごす 休息日 鳴く声、一挙措 愛おしきかな
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モンパチを全力熱唱した後でそんなさらりと言わないでよ
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時限付き 君への想い 爆発す 吉と出るのか 凶と出るのか
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僕はまだ 「好き」って上手く 使えない つたない言葉で 届ける想い
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スキナヒト 想えばボクはどこまでも頑張れる気がする十七歳
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日常が 色づき始め 一段と 輝く君を 直視できない
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電球の切れた電子レンジですか 爆発しちゃってからじゃ遅いよ
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香り高き 紅茶を淹れて 土曜午後 ショートケーキの味のアイスを
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いつかいつかと繰り返す約束を君は紫煙に紛れ込ませる
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君に会うときだけ付ける香水がもう減ることはなく蒸発を待つ
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あなたとは  かけてる眼鏡が違うから  きっと並行世界の住人
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ねこ団子 しあわせのかたち 丸くなる あつくないかな 仲良しさんたち
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📻いつもの畠山美由紀、いい声してるなぁ〜、そして土曜日かぁとラジオでわかる。
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大掃除、早朝より半日たってもまだ終わらぬ、半年ぶりは、よいストレッチ
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年齢に抗う努力の匙加減 過ぎればイタく無ければ怠惰
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