今朝は未だ蝉も鳴かない猛暑日か熱中症にかかったようだね
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推敲を 重ねて詠むも 今一つ 素人歌人 褒めるは君だけ
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洗面器湯舟に沈める孫ら見て幼き日々が目蓋に浮かぶ
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猛暑にも夏を彩る百日紅の夕べの空に上弦の月
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音楽にテンポがあって人生はさらに歌詞あり幸せ歌う
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目の前で伸びをしながら欠伸する子猫の口に指入れてみる
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国背負い 勝負挑んだ 巴里の地に 涙も笑顔も 眩しく輝く
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話さずに食事をしても気にならず 積み上げてきた歴史があるから
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「ベビースター擬態してるよ!」息子追うフローリングに逃したおやつ
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願い事書きたいけれどきみもいて よたか🤍と書いてランタン飛ばした
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"流行り"だと 言われて少し ムッとする 自分自身で 持った興味だと
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慰霊の日 登山ができぬ 後悔を 抱えたままに また夏が去る
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御巣鷹は 39年 経つという 友を知る人 少なくなりぬ
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この声もこの目もこの諦めも これが私すべてが私
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火にくべて煙撒かれるあの船に あなたの影は見当たらなくて
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前を向き土を払って覚悟決め 歩みとともに君が薄れて
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「サザン神!」桑田語りは任せたよ 僕は歌い継ぐ 忘れかけの歌
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ゼリーにも菊花の如く細工する手作り供物リベンジで勝つ  
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怒りたい気持ちと炭酸を飲み干した鼻を抜けていくシトラス
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歓声とステージの爆音たちがぶつかる摩擦で起こる熱気
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ランタンに祈りを込めて手を離す ゆっくりでいい空まで届け
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夕方に家族でスーパー行っただけそれも楽しや夏の日曜
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満面の笑みと涙で鐘ならしやり投げクィーン本日誕生
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矜持あれば優越劣等の区別あり 喪えばただ静かなる砂漠の地平
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若い頃 心が痛み 老いらくは 身体が痛む 誰もみんなだ
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熱されたアスファルト雨に包まれて癒えぬ痛みは愛に変われと
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朝焼けに伸びてく影があなたへの帰り道指すコンパスの針
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図書館に行こうとするとジーンズがグズって行けぬPМ一時
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ゼリーにも花を咲かせる動画にはなんて器用な人も居たもの
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湧き上がる寂しさあるがさらさらのタオルケットに夜はくるまる
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