つゆの雨ハ−トの形の十薬は十字の白花暁（あかとき）の祈り
5
五月雨に濡れ葉の上を のんびりと 栖家を背なに舞々螺（まいまい）マイペ− ス
3
貼り付いて少年野球覗き込むバックネットに木の葉や木の葉
12
買わないとあとで後悔するからと買うも使わずそのうち忘れ
18
🏝️海開き前の砂浜、心地よい汐風で夕すずみ
5
砂場には　分からないだろ　この気持ち　日本一だと　言われる気持ち
4
日本一　高いところから　叫びたい　はなまるうどんは　醤油が甘い
5
可愛いを独占したくて紫陽花の鉢植えウチにお迎えしたよ/間違ってました。。。
8
沿道の ルピナスの列 旗をふり 平和を願う 王女の気分
31
「演じたい」なんて嘘だよほんとうは殻を被って愛されたいだけ
9
気に入った傘はいつでも見失いビニール傘をさし続けてる
26
贖って許しを得ると信じてる人の心には消せない十字架
12
「シシャモのね　おかおもたべたよ　ほーらみて！」ちょっと自慢げ　笑顔の五歳
23
月見るといつもあなたを思い出す遠くで同じ空を見ている
15
ねこと暮らす部屋のだいじなお約束　ねこの習性・ペースを知ろう
11
ヒメボタル　儚き光の点滅よ　寄せては返す波のやうなり
26
早起きし　用事（役所）に備え　とっときの　クランベリーのベーグル食む朝
10
端がね　ちりも積もれば山となる　キミに敷かて　燃えるならよし　　/　オムツ
8
ギャンブルに　脚が向いたら「君想い」　その金握って　未来に投子（とうし）
12
一粒の塩を落とした水を飲む　我なる海に夏を伝える
58
ピンチには守ってくれる全力でへなちょこだけど君はイケメン
12
たくさんの椅子が並んだ店先にifの貴方がたくさん座る
10
ひと筋の　光を見つけ支えとし　未来（明日）を向いて　前に進むと
13
細くとも大樹を駆けて天を行く長きに渡る蔦の精神
7
雨のそら肩を並べて座るソファじっとり触れる梅雨の体温
8
曇天を割って街へと真っ直ぐに差し出されたる光のタオル
8
どろ垂れる顔のおじさん御守を取り出したるを視て想う先
5
眠れずに迎えた平日一日目電車に揺られまだ夢うつつ
9
夏がくる山の花恋い高原にキスゲの海が空に波打つ
19
おかあさん海老好きなんじゃなかったの。あなたにあげた鶏肉とおなじ
7