宿代をケチりにケチった安ビジホ 浮いた資金で贅沢三昧(私の旅行法)
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山鳩に緋扇ひおうぎ貝にもくず蟹 伊豫壬生川の穴場フレンチ
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粗もろみ 珈琲のよにドリップし なますに添える粋な島宿(小豆島の真里泊)
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経糸たていと緯糸よこいともなき鳥たちの声の織りもの聞けども飽かぬ
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地元への 切符を買って 改札に カードでは無き 寂しさ抱く
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夏休み帰りの中でふと思う「楽しかったな」や「また行きたい」と
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好天にチャイルドシート洗濯す ひと夏の汗と思い出浮かべ
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山車だしに乗り太鼓を鳴らす小学生見てふと思う我が子もいつか
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憂きことも日々のかけらと秋晴れの 風に新し我に驚く
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対岸のラストスパート凛々しくてキミはやっぱりキミと思われ
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生きることかたしとうつむく夜なれば 世の人の皆 遠く届かず
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ああこれが あの人なりの 誠実か  よく聞いて?これは、不誠実です。
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どしたん?話きこか?(笑)(いくらでも聞くからそばにいて)
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「死にたい」と「消えたい」の違いをなんとなく考えて過ぎる祝日
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人生はゆきづまりだと思うにも とろとろ生きろとまたたく信号/物名歌
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皆さんは愛するものがありますか生きてゆくのが楽しいですか
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旦那なし 親も子もなし 友もなし ないないづくし 寂しさもなし
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信長も モーツァルトも さん付けで 覚える違和感 いと半端なし
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いみうせて もくてきはたし 六十八 まえにひろがる とうめいなユウーツ
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子を捨てた母が危篤と知らされて 知らない街のバス停に立つ
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街中にふわりと香る金木犀 我らに告ぐのは秋の訪れ
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スマホでの登録そして診察順やれそう迄に2日を掛けて
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パソコンやスマホがなかったあの頃に何をしてたか思い出せない
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周りから悪女といわれ愚痴るけどみんなは君に注目してる
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吸い続けた香水がザラザラザラと舌の上を蠢いている
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吸い続ければその人の体臭に届く 香水なんて無駄さ 
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上司が骨折により入院残業増え疲労困憊
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三分でまとめる事が大事なり要約すれば知識身に付く
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「体育の日」ていう方が好きだった 「スポーツの日」いまだに違和感
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なにもない ばしょをみつめる ねこだから ちいさなおとが きこえているんだ
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