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とは言えど…未読の多き妻なれば 緊急連絡先 記入せず
13
クリスマス 若い夫婦と 子らの時 サンタの恰好で 盛り上げる我
21
二歳にて チョコバナナの 味覚え 朝からねだる 孫のほほえみ
21
夕暮れに メタセコイアを 眺めつつ 空を舞う鳥 寂しさ感じ
22
雨のごと樹々の葉降らせ一陣の風過ぎ行けば冬色の街
25
衆愚化の海に揉まれる人波を 眺める我も飛沫の一つか
12
気まぐれに君が落とした一筋のその光だけが僕の指針
9
温かな もふもふシーツの誘惑を 泣く泣く振り切る週明けの朝
25
言わないよ 心療内科の入口で偶然あなたとすれ違ったこと
10
〇
寒風
(
かんぷう
)
に 耐え抜く蜘蛛へ
落葉
(
らくよう
)
は お先に逝くねと その生を終え
25
万葉の 人に詠まれた 同じ月 やがて令和も 昔と眺む
55
凶をぬきイベントのためおみくじをせっせと作るわれはペテン師
25
薄明かり煙草の煙紫の色とたゆたうねっとりとして
6
ちょっとだけ 物足りなくて おみかんを 大雪の頃の あまき果実よ
17
怒られた! 行かなくなった 歯医者さん でも大人だもの 今度こそは・・・
9
飛び乗った仕事終わりの快速は君に向かってまっすぐ走る。
19
寒空にふける歌ごと夜も更けて いつぞ止めよと問ふものもなし
19
ほんのりと甘いビスケットをかじる 言いたくもない不満と共に
12
溶け込めず人の形をした孤独どこに行っても嵌まらない穴
8
潤んでく夜は暗くて私ごと輪郭溶かしすべてを隠す
5
幸不幸分け隔てなく思い知る翼もがれた鳥であること
12
木枯しに吹かれ
疎
(
まば
)
らな
紅葉
(
こうよう
)
のトンネルの真上は 冬の
晴
(
はれ
)
26
紙やすりで 研がれるような 寂しさに みぞれざらざら 降り注ぐ音
28
散歩兼ね実家から帰るバス停までわれを見送りとなり歩く母
15
両手に花 よりも両手にねこがいい 右と左に もふもふがいる
19
古
(
いにしえ
)
の
栄
(
さかえ
)
し村も今は
唯
(
ただ
)
雨降り溝に水が流るる
12
嫌なことその後良いこと繰り返し何であれもう疲れてきたな
5
おはよう。数多の骨の上にのみ生けるわたしと、あなたに、乾杯!
4
丙午
(
ひのえうま
)
年が明ければ 年女 避けられた年 それでも生まれ
26
一瞬の隙みて にゃんすた更新す ねこたちねむい ねこ母もねむい
16
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