虫の音をグラスの氷に響かせて漂っている良夜の籐椅子
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シッそんな大声出したらあすけんにお菓子パーティーバレるだろうが
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ヘルメット掛けたるままのくれなゐのバイクの胸に晩夏の光
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神様が与えてくれた脳だからもっと耕せ未開の脳地
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主なき更地の土が眩しくて彼は今ごろ何処にどうして
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子を連れた 俺に気づかぬ ふりをした 地下鉄降りる 君に気づいた
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人知れず咲く花ゆえに授かりしわが身が背負ふ御社の未来【後編】
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映え面接「座右の銘は?」と聞かれたら その場で一首読んでやらんね【前編】
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蛇口から水滴ポトンと落ちる音静まる部屋でテストを受ける
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草刈り前ふさりふさりと張り出したエノコロ草をよけつつ通る
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カロリーで管理してたがダイエット無記載菓子が脂肪を増やし
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ほおばれば嚥下障害母さんは飲み込めぬままリスさんになり
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片隅にささやき揺れるもみじかな家族の秋を彩るよふに
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気にしないでいてと言って去る君の背を眺めつつ胸に込み上げ
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サンダルの化け物が出た泣く息子遊んだ夏を思い出したの
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雷神と風神描く宗達を想像しつつ曇天を見る
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カップ見て陶器か磁器か悩む母伊万里焼だと教えてあげる
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聞こえるか 聞こえないかで 話しかけ 密かに近づく 膝の距離を見る
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「あのさ」から 始まる話に 目を落とす アイスコーヒー 来たばかりだけど
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はたらけるうちははたらくそのあとで原にはらばふ亡骸となれ
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夕飯を完成させて お茶淹れる アールグレイと お芋のクッキー
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いい仕事したなと思った帰り道ダッツ頬張り感謝もしたり
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簡単に名のつく者になりたがる君はそのまま君という人
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新米と秋刀魚購いささやかな幸かみしめる十三夜かな
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サイクロン掃除機の塵 どっしりと 不動如山ふどうにょざんに蒸し暑さ知る
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この汗もけだし息災なればこそ かわや磨きの長月の朝
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緩すぎる会社は人を堕落さす「サボらにゃ損損」それは違うよ
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悲しくて 泣くわけあるか 嬉しくて 泣いているんだ お前に逢えて
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青き空 子らの笑顔に 風ひかり 争いなき世 祈り重ねて
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思い出す 埃だらけの 記憶達 掃除せずとも 幸せ気分
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