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新しき鎌を買い来て庭掃除 師走の声に背中押されて
30
蟹座より先に見るのは天秤座 今日のあなたは幸せかしら
9
想いすら 溶けてはきえる儚さと ゆきにはしゃぐきみのよこがお
6
バゲットを竹刀のように持つ母のシチューの味に辿り着けない
34
体温と 同じ温度の 鼻水が 気づかぬ間に 人中濡らす
22
積雪で寒いが、🐶犬大喜び、雪食べる師走
9
ちま猫ちゃん おでんき ポチッと けしますにゃ なんとなくだよ ねこは きまぐれ
18
ねこたちに キスしたいから 化粧水 一日一回 それで充分
15
病院用マスクも支度し 準備万端 今日もよき日でありますように
15
「おなかちゅいた」
ずつき
(
頭突き
)
次第に力強く 食欲頼もし
生命
(
いのち
)
なるかな
17
僕を乗せトロッコ列車は今日も行く
トロトロ
(
吐露吐露
)
ゴットン朝焼け眺め
16
冬の星座
瞬
(
またた
)
く 師走の
夜半
(
やはん
)
雪の結晶の如 輝く
20
いつまでも なんかじゃなくて いつもです こどもはこども まごはまごです
18
君の肩揺れる黒髪
蛇
(
ヘビ
)
に見え 僕は
蛙
(
カエル
)
か
蛞蝓
(
ナメクジ
)
かなど
6
言の葉の大海進む俵船 七副人は乗り込めますか
13
老いたれど子に従えぬシルバーの墓場に似たり セルフレジ前
18
寝入りばなのゆさゆさ揺るる十秒余。「じしんです」とふアラーム響く
11
ぼくたちのにてるところとちがうとこ ならべて神経衰弱しよう
8
氷雨降る 駅のホームに吾一人 警笛の音冴え冴えと鳴く
19
去る人の残り香宿る年の瀬に白きサツキの帰り花咲く
31
トラトラトラ熱狂に酔う暗号に 「血沸き肉躍る」 主婦の日記
20
ふがいなく ふがいなく泣く ふがいなく 泣くキミを見て ふがいなく泣く
6
朝が来て踏み出す足が震えても 残す靴跡 辿り着く場所
13
わたしは わたしのことが大好きで 空が 飛べる
7
風そよぐ 他人の芝から省みて 己の芝は無いものと知る
5
形ある物は全て壊れると 覚悟を決めるも時既に遅し
5
後ろから 刺すのは貴方の 愛錠か どうか契りの リボンを結んで
6
可愛いさの裏に秘めたる「毒」に似た「苺」は赤い最終兵器
36
日々徐々に 薄れてしまう 防災の 意識や準備 再度確認
9
一人分荷物が減ったはずなのに今まで以上に乱雑な部屋
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