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叢
(
くさむら
)
に 錆色の葉が降る季節 「ナァ」と鳴いては 擦り寄ってくる
10
隋唐宋元明清と見てくれば いつかは変わるそのうち乱る
13
菓子を買いホリデイギフトか尋ねられ自分で食うと言うに言えずに
11
数独に予定乱され午後散歩暖かくって丁度良きかな
13
君に向けレーダー照射を放ったら やな顔されてツンとされたわ
15
恋愛模様 推してだめなら 弾いてみな
3
黄信号の 十九時半 ナマエを呼んで きっと薔薇に 呪われてしまうから
6
秋深み裏の
櫟
(
くぬぎ
)
も冬じたく枝を震はせ もみじ葉の舞ふ
14
今週もきみに会えない 残薬が少ないように心細い夜
23
霊園の前通るたび想うのは背中合わせの我が死なるかな/通勤時
27
通院の リュックがすこし やぶれてた 縫い物しなきゃ 編み物しなきゃ
20
若き日のショット・バーでの思い出を懐かしみつつ啜るほうじ茶
21
上からツー横へピリピリわあ裂けたほぼ丸裸開封儀式/ボトル
18
高校時 乙女の会なる 発足し 50代今 続く幸せ
14
寒空に 水槽洗えば リビングで 金魚笑いて 上から見おり
18
娘から『父に彼女が出来たみたい』それは別れる以前からのこと
24
明日が今日になっちゃうよと急かしてくる君
7
そのうでがいつかわたしをつつむなら そのひのためにきれいでいたい
12
目の前を 赤いおけいはん 通りたる どんなに寒くとも また宇治にゆく(2月かな?)
16
銀杏を食べる我々石器時代からSFあたりまで続くのだろう
11
40円のガーベラ抱いて 帰りつき ちま猫ちゃんと 目が合いビックリ
17
電線に止まる
寒鴉
(
かんあ
)
の背景に 白き残月 朝の西空
28
ヘンだとは捉えないでね愛すべき個性と互い受けとめましょう
17
ズレズレに なるママにして その日暮らし
4
「
10
月
8
日まで」という改札表示が私を刺す 昼下がりの中央特快
6
深夜バス待ちにコーヒー飲み干せば流星のごと人工衛星
14
赤ちゃんを宥めるための雨の音この部屋だけはいつまでも梅雨
9
着ぶくれて厚み増す分低くなる冬の枕にタオル一枚
20
焼きプリンカラメルを少し残す夜かの地の涙の苦きを思ふ
17
日向ぼっこ溜めしておこう 大切に 半月分の ポカポカ浴びて
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