貧困救う 国外へ出た 優しい君 救いがいない 不幸溢れる日本から
3
家族亡く 広い部屋には 私だけ 不幸重なり ゴミも積もりぬ
3
この世には止める神すら居らぬのか天災地災暴走のまま
20
戦いは雲の陰から水神と龍神が組み民は飲まれる
10
忠実に手本を習う一時間小筆を持つ手のはつか震える
15
睦まじく 仲が良くても 所詮他人 忘れて自分が 壊されていく
10
睡眠を さまたげられて 電気つけ 消すと同時に またあの音が
8
七日前穫れたメロンは熟したか?傷んだだけで食べれなかった
7
あんみつを買うとき貰った保冷剤首に当てたいの我慢していた
7
早起きし誰にも邪魔されずYouTube いつの間にやらそんな知恵
8
えらいひとは言うオーダーメイドより量産型の方がいいねと
5
ねこたちは 箱をなぎ倒し 進みゆく こーらさんの空き箱すきだよ
9
御神籤の 一喜一憂 吉凶で 為るより読めよ 助言の候を
5
現し世に適せざる者ここに居り二十四時間遠隔監視
5
向日葵の細くたなびく無邪気さに己の弱音も風に流して
17
雨降りて 激しく土に 叩きつけ 人の営み 律するかのごと
24
エミネムはあまり似合わぬ夏空だ。韻をかぶせる芯もあるまじ。
7
ウミヘビと量子力学が好きなのは AでもありまたBでもあるから
13
暑さゆえ、雫が空に放たれる。熱気求めてウナギは登る。
5
夕立が 毎日我の ほほたたく 天の裁きか? つらぬく稲妻
11
氾濫す。君患いは河のよう。濁った頭で「明日を祈る」、と。
4
覆水は盆に返らず飛び散った ソースも同じく気遣い虚し
8
もう既に手の届かない過去のこと 思い悩むの止めた記念日 /「さらだ」
14
きみはまだ 飛びかた知らぬ 鳥のよう こんなに綺麗な 羽があるのに
7
灼熱の道路に焼かれてくてくと 梅雨は明けたか?空は応えず
7
おはようと おやすみだけでいいからさ 君から俺に くれないだろか
11
青空をやけにのんびり白い雲 地上の悩み知るはずもなく
18
どれ程のくらい時間を背負っても 今を生きてる君が綺麗だ /「流星」
12
厳冬さえ やがて綺麗な 花咲かす 我が涙はさて 何を咲かすか
8
砂浜と 群れた青色 眩しくて 陽炎越しの あなたの背中
8