黄秋は青春よりも狂おしき 無に還る日が不可避なるゆえ
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長き冬こえて耐えた麦の穂よ金の剣で天を貫け
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幸福しあわせや未来がないのは分かってる 心静かに繋がりたいだけ
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許せぬ!と自分の中で叫んでも人に聴こえず波風立たず
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歩を合わせ木々のざわめき君と行く 言葉通じぬ背中愛しい
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勘違い 深夜のつもりで 聴いたのは 中島みゆきの お時間拝借/(失礼しました)
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あのことは許してあげようと思うよな 北のほうから秋風が吹く
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心地良く流れる汗に教えらる カラダとココロ繋がってると
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遊歩道 お久しぶりと萩の花 ウォーク再開楽しきものに
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仕事中 幼馴染おさななじみに 良く似た婦人 やっぱり君だ! 決め手は「ほっぺ」 /35年前成人式以来
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月曜の深夜1部はみゆきさん 深夜ラジオを語り合いたい
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オールナイトニッポンの後半朝まで担当す 谷山浩子の天ぷらサンライズ
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ゴーカート真顔でハンドル握る孫順番を取る吾は先まわり
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「陣内」のようにロックに生きてみたい 彼の世界エフェクター越しの音はどうだろう/『チルドレン』
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「新世界」刷り込まれきた世代には サイレン音とて郷愁誘う
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「新世界」五時のおきまり鳴り渡る 夕凪空のぬるき大気に
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ただ一人おじさんの側に立ち歌う みゆきおうなは最後の歌姫
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電灯をともさず布団に潜り込む どこにいたってそんな気分だ
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月光が明るく差せば酔いも増すあなたの瞳潤み揺らいで
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仕送りのお菓子買い込む母の目を盗みゼリーを買い物かごへ
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魚群よ 幾つでもきかせて らららの歌声 みなも水面の合唱
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ナイフを構えている気分 何に向けるわけでなく 持てるわけもなく
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店の名はライフ スーパーマーケットではなく彼女みゆきの青春そのもの
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人生が いかに悲惨か 知ることで 小さき事の 喜びを知る
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なみだ唄女の情念綴ってるK子が愛した中島みゆき
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仏壇を掃除し終えて花飾る亡き義父想う彼岸入り なり
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『悪女』聴くその時いつも思い出すK子という名のツンデレ娘
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うるわしき虫の音色ねいろの傍らで遠い貴女あなたと同じ月観る
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学生時 深夜ラジオで はまったよ 中島みゆき よく歌ったな
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夏という季節が決壊した様な豪雨が僕を叩き続ける
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