寒い朝出社して渡される年末調整の紙
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ガキの頃どつぼにはまった紋次郎 冷た風吹きゃ真似したくなる
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昼休み商店街を散策このまま仕事忘れ去りたい
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かんそう乾燥で ねこも 手カピになる きせつ?(やっぱり肉球クリーム要るかなぁ‥)
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好きはたね種子何処に咲くかは分からない探して探し見つけれるかも
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お歳暮に桜花月を頼んだよ一ヶ月後が待ち遠しいね
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紋次郎 晩秋似合うこの男 ぼろ笠つけてぼろ合羽着て
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木を見れば緑の中に少しずつ茶色混じる秋が来ている
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ヘアケアに使用していたオイル切れ試しに馬油使い始める
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留守番で拗ねているかな顔見たら大喜びでゲージ跳び出す
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遅くなり留守の仔犬は吾見つけ大喜びの散歩飛び出す
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傷跡を残せないわたしの体 こころまでそうだと思うなよ
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木枯らしのおろす上州三日月の 楊枝咥えた男が一人
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あくしろよヨツンヴァイだよクルルァの修理どうするとりま土下座な!/アッーーーー!!
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頬杖ほおづえをついてふと空見上げると 口角上がる柔らかい月
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半泥子千歳の森へ会いにゆく茶碗の銘のぼたもち可笑し
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秋まつり御輿踊らす益荒男ますらおの背に沸く湯気を風が流して
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やっとこさ寝返り出来たと喜んで でも起き上がれない 嗚呼ぎっくり腰
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つらいなう回復呪文「オンタダキャハンパヤソワカ」読めどつらたん
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穏やかな陽の下浜辺ひとりいて静かにうねる海になりたい
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カメムシくん いつからここにいたのかい? 衣替えする半袖シャツに
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使いたいカッコ良さげな古語ありあて「かいてんげる」とはクールな技か/意味はわからんのですが…
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解体の煙上がりて 茜空小さき手にあり鉄棒のこな
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植物園 とばりがおりて 始まるは 樹々と光が 織りなすステージ
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五と七と言葉のリズム太古から 考えやすいしゃべりやすくて
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転寝にきみとゲームした夢見てた目が覚めたとき少し泣いてた
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三日月も見ずにペットショップの仔猫らは憂いを知らず戯れている
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子供だけ 心許せる 友として これでいいのか 六十五歳
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人生は 何がプラスで マイナスか 結果次第だ 塞翁が馬
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十六年 壊れず働く給湯器 「かしこい子や」とガス屋に褒められ /点検
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