ねこたちは かつぶしゴハンに まんぞくげ わすれられたる ねんねまえおやつ
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のしかかる湿気の重き指で繰るきらめくインスタ涼やかなラメ
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虹に手を触れたら虹は消えちゃってゆりちゃんも嫌だったのかなあ
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おっさんはまだipodを使ってるサブスクにない曲聴きたくて
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雨で暇プレイリストを作ってた明日の散歩はそれを聴くんだ
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コロンボがロス警察にまだいたら チリコンカンはゆっくり食えぬ
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ロッカーにきみが隠したストロベリーフィールズ ぼくを呼ぶ風の声
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ぼんやりと まぁるい月が 微笑んで 地球ほしを見ながら 微笑んで
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あ を見てもたぶん笑っているひとだ愛することを知らないひとだ
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凸凹の 豆が潰れた わが両手 幼き日見た 親父と同じ
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亡母ははのため贖いし花に惹かれてかさき蝶々と戯るる道
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図書館で七冊本を借りてきた借りすぎたかも二冊でいいのに
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オトナへの切符見えたるキミの謂い姿滲むはきっと歳のせい
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Floral dandelion breaks isolation and fusion.
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金曜は「いつもの方」になる夫  花屋の認知は優しき証
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私性などに拘泥せる抒情歌人 アウシュビッツを見せて遣りたき
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草壁へ倒れし幼時時計支ふアトラスの諸肩 赦免非ず
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死を思はず歌を創れるものから授かりぬ「ちゃちな射干」
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人間 戰火なす群國家軋み――、西暦以降の時計指繰る竜頭の死
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職場ではいい子でいたくてほんとうのわたしは全部B面に録る
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不運な日 連チャン台を 逃した日 嫌な上司が 着任した日
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凪ぐ水面みなもの如く 穏やかなる祖父 ただ一度 叱られて以来は
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ぎりぎりのところで歌にすくはれてけふもうき世にぶくぶくあぶく
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まっすぐに明日への行いする君が棚ぼたまってる愛しきあすなろ
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誕生日 今まで生きた 懺悔の日 生まれたことを 後悔する日
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ひそやかな竹林に咲くシャガの花白い炎は闇を燃やして
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星月夜 君の寝息は子守唄 おやすみ今夜も夢でも会いたい
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月村手毬つきむらてまり学園アイドルマスターに登場するキャラクターが深夜1時に起きて一平ちゃんを啜る音
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睦陰むつかげ誌勾しこうるや撥垳ばちかけせつむるそ碁藻ごも郁伍紀いくごとしけじ
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呼んでるよさいおんさんを灯屋がそろそろ起きてピアノひいてよ
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