脳内を「ん」が埋め尽くし人生がきれいに閉じる「ライフ」to「フィン」
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お時間が来ましたこれで終わりです告げてください人類に死を
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イレブンの 歴代調しらべ懐かしく 心に沁みる 冒険たびの思い出
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来るはずのなき便りを待っていて どこぞの桜は葉桜と聞く
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満開のサクラの脇の白木蓮 素通りされど お前も綺麗だ
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「まさかきみ、帰る気ないの?」 「ふーん、そう」 「知らないからね、牛乳飲む?」
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ロウバイにサンシュユさらにレンギョウと我が庭の春は黄花が横溢
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見つけるよ、その時が来ても一人だし。もう君をさ、焦らさないから
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満開の桜をあまり見れなくてもう暑い日で春はいずこへ
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頬伝う 桜の雨も そのままに  君も明日は 機上のひとに
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いつだっておやすみだけは伝えてる黙ったままのぬくい枕に
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覗き込む向こうもこちらと同じ顔 揺れる我が身の世が映しと知る
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柔らかな土踏みしめて目が覚める 指先残る芥子の感触
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古紙入れの印刷がないチラシ裏 記憶の中のスケッチブック
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送信を取り消すボタン見つからないあの日の焦りもう懐かしい
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抱きしめて蹴っ飛ばしては抱きしめるそれが私の初春の毛布
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寄せ書きを馬鹿って言って打ち捨てるそんなひとになりたかったな
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新しい散歩ルートを開拓の橋の上吹く風心地よく
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ふみふみー🐾からの おひざが まいぶーむ😸 おかあちゃん まだ あったか・おずぼん
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きみどりの絵の具を溶かした水がすき 乗換駅の噴水の沈黙
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パリだと違うと君が言った雲は先月の窓辺で見た雲
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風に舞い 窓より入りた 花弁が ドレッサーに落つ…おかえりなさい
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「臨休が多い」の苦情に頭ぐ 病身削る院長ボスを思えば
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「悲しみ」はいつも知らない顔をして急に訪ねてくる奴なんだ
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モフモフねこさまは 春夏秋冬 変わらずに 癒してくれる 稀有な存在
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捨てられず 場所取るばかりの要らぬ恋 空き缶みたい、踏み潰してよ
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俗物が歳をとりたり恥もせず餓鬼らに叩かる河原のすすき
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やすらかにこころはなぎて波まから深きそこひにしづみ安眠
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卯月なか 行きつ戻りつ 春の来る 昼は夏日に 吹く風ぬる
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折り句「さくらもち」/くら舞ひ ゆる身ぬちの 針盤 らぬ春の 図を樹の下に
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