よく見れば囚人どものテーブルは 食べ残すほどおかずを積めり
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後で来て何か食べよか見渡せば 皿舐めるほど何も残らず
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ビュッフェめし意味が分からぬ人々が トレーを連ね並ぶ囚人メシ
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今年度初めてのみかん! まん丸の幸せが毎日続くんだ
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久しくの 歌詠む今宵 雨空に 秋の訪れは 駆け足で舞う
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僕たちは眩しい光のその中をサングラスかけ進んで行った
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俺の青 俺の緑は永遠で 空と大地は いつも見ている
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消えかけの虹色を眼に写すときぼくを思い出さないでください
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まぼろしか? 夜明の庭に 白き犬 尾を振る姿 サヨナラに見え…る /化身かな?嬉し😊
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思い出をスマホにぱしゃぱしゃおさめては アプリにあげてまた見る日まではいさようなら
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いつの間に 熟していたの?! 銀杏よ 匂いで気づく 足元の秋
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魂の 安らぎ求め 神のいる 天へと向かう 切符を買った
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若き頃 傷つき果てた 野良犬が 神の手により 命拾われ
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若き頃 闘争心を むき出しに 野獣のように 彷徨っていた
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海と山その境界を走りたい雲に抱かれて眠っていたい
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秋風が 吹くこの頃は ほっとして 真夏の暑さ 忘れ懐かし
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悩み事母に相談してみれば遅かれ早かれみんなそうだと
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人と人 比べてみても 仕方なし 一人一人が 神の作品
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人間の 成長を見れば 結果より 軌跡を辿る 栄光の道
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目の赤い 頭のでかい 人間は 緑内障と 副鼻腔炎
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夏好きを豪語していた私でも もうあきました ようこそ涼風
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冷え切った物に囲まれ部屋一人 虫の一つ聞こえぬ秋夜しゅうや
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一度でも 経験すれば 一段いちだんと 次のステップ 下がるハードル
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青山の創作和食 瀬戸内の生き様星となりし 「てのしま」
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いつぶりか窓開け放ち虫の音の清明さやけさ満ちる秋分の夜に
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堂内墓いつもより墓参多さに彼岸中日実感するなり
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キミに逢えないから行ってる近所の温泉四六〇円
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理解ある彼くんなんかになるよりも あなたを抱いていたい僕です
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つらいこと悲しいことも大丈夫歌の翼で君がくるから
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生きてたい呟く君に髪撫でる事位しか今は出来ない
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