季節とはゆるりと移ろうものだった 近年どうにも変わったらしい
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忸怩たる思いの過去は誰にでもそれを乗り越え今があるはず
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瘡蓋かさぶたを重ねたような大楠の木肌に触れてパワーを取り込む
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またひとつ琴線触れる歌みつけ子門真人『ガッツフリスビー』(笑)
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北の国の同窓会、無事おわり、ほっ、♨️地獄で生きかえる☺️
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あれも好きこれも好きだというきみの好きのひとつにぼくは居ますか?/好き
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現実もゲームの中もくるしいね 村人Aの叫び「ああああ勇者
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玄関の使い古したスリッパのその片っぽに蜘蛛が巣を張り
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台風が過ぎて涼しさやっと来て名残の雲と空うなる風
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なんとまあこの寒暖差裏庭のコオロギたちも迷っている
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朝起きて嗚呼秋が来たと思えても予報は真夏日しかも雨降り
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昨日さくじつも詠みすぎ十歌ネタが尽き頭抱える凡人である
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雷が落ちると不安停電が慌てて保存制作データ
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雷雨の日スマホを手から滑らせて画面に走る白いイナズマ
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街角の雑踏の中の待ち合わせ やっと見つけて笑顔の交差
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それぞれに形の違う落葉たち生まれた木々の所縁ゆかりを誇る
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雨が降る雷光る外を見て思い出すのは定番ホラゲ
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我が気持ち誰もが皆と詠んだ朝 そっと削除す自意識恥ずかし
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真夏日に月見と付いた食べ物を食べながら待つ秋の訪れ
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夜のあけてなほも鳴きをる虫どちよ 鳥っこたちに気をつけなされ
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人生で一度しかない記念の日恩師に見せる最後の勇姿
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「大の里」華々しき優勝で地獄の責め苦の能登の地ふるさと灯す
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推していた心優しき選手のアットホームな引退試合
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この雨は季節が変わると告げている晴れるのを待つ秋の訪れ
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雨の日は外に出ないでおとなしく休んでおけと天が告ぐのだ
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雨降ると憧れている先生を思い出すから少し楽しい
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カメムシの大軍おしよせ泣く農家「二十世紀」も涙あふるる 
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このあした風は涼しくなったけど 気はゆるめずに夏さがり待つ
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船乗りが壊血病予防にと唐辛子を港々へひろめたるらし
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秋彼岸 墓前に供えし ぼた餅は 母の好物 笑顔が浮かぶ
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